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SWEET GREEN LAND Ⅱ

A purist for fly fishing in the South Island, New Zealand

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Back on Rivers

今回は2週分の釣行の様子をまとめて。

先週はまず近場のダム湖の様子を見てみたかったので、ホームリバーへ向かう前に立ち寄ってみることにした。


Dunedinから1時間強のドライブで到着。天気は良かったのだが、予報通りに東風が強い。


 
強風で釣りになりそうなエリアは限定されていたが、とりあえず2時間ほどはやってみた。



レイクエッジをクルーズする魚は全くいないし、水面での動きもない。



ダメかあ~、あきらめてホームリバーに行こう。



今年は例年より2-3週間早く釣り可能な水位まで下がってきたホームリバー。
ただ問題は毎年釣りのポテンシャルが落ちてきていて、特に昨シーズンはめっきりと魚の数が減ったと感じた。サイズに関してもいい魚が出なくなっている。ホームリバーと言いながら、昨シーズンはこの川がこのブログにもほとんど登場しなかったのはこれが理由です。



この日3-4時間を費やして、35㎝くらいのブラウンが2本出ただけだった。去年同様の残念な立ち上がり。この川がこれほど釣れなくなるとは、初めてこの川で釣りをした2014-2015シーズンには考えられなかったことだ。



翌月曜日は午後の遅い時間に軽く2-3時間やるつもりでDunedinより北にある、近場のサイトフィッシングリバーへ。
この川も昨シーズンは全然ダメでした。見える魚が本当に減ってしまった。ここは数は出ないけど、5-6lbクラスは当たり前のサイトで釣るにはいい川だったのに。




今年は冬の間に洪水もあったので、余計に心配な状況でもある。橋脚に絡み付いた大量の流木がその激しさを物語っています。



この日も3時間の間に目視できた魚は2匹のみ。もうあきらめて帰ろうと思っていたらこの40㎝ちょっとくらいのがポツリと釣れた。太くてよく引く魚ではあったけど。。


Lost Rivers-South Island New Zealand  南島の失われた川ですね。

今書いた2本の川はこのLost Riversには含まれていません。つまりこのリストに入っていない川であっても、それはまだ結論付けるには十分な情報が揃っていないというだけで、実際には劇的に魚が減っているんです。この2本の川をよく知る人間の一人として、自分自身の視点から言わせてもらえば、この2本の川もLost Riversに加えてもおかしくないと考えています。今シーズンは自分にとって、それを判断しなくてはならない時間でもあるんです。

特にChristchurch-Dunedin間の東海岸には、面白い釣りができそうだという期待感が持てる川はもう1本もないのかもしれません。

非常に残念ですが、いや残念では済まされない、今のNZで起こっている現実です。



このように釣りに関しては明るい話題の少ない昨今ですが、この週末は今シーズン初のSouthland釣行。久しぶりにSH1を南に走ります。

当初のプランでは先にOreti Riverから始めるつもりでしたが、なぜか携帯の目覚ましアラームが鳴らずに1時間半も出遅れてしまった。そこでまずMataura Riverから入るプランに変更。

ライズする魚いませんでしたが、それでもCDCクイルダンでまあまあサイズを2本と、最近はまっているウエットフライ(ソフトハックル)のスイングで小さめ4本をネットインしました。ところが誤って写真のデータを消してしまった。

2時間でMatauraを後にし、Mossburnに向かう途中、今までやったことのなかった川にもトライしてみるものの魚が全然見えずに不発。最後の3時間くらいはOretiでやろうと思っていたのに、3時半に到着した時にはとんでもない強風が吹いていて、川に立つこともままならないほど。1時間ほど車の中で待ってみましたが強風は一向に止まず、さすがにあきらめて早上がりとなりました。結局モーターキャンプにチェックインした後もビュービューと夜通し吹き続けていたので、早上がりして正解でした。

これじゃあ釣りどころじゃないよ~。明日は風止んでくれるんだろうか?


月曜日の朝目覚めると風はすっかり止んで静かになっていた。

よかった~。これなら釣りができるだろう。

よし、今日こそOretiで釣るぞ!

8時に準備を済ませスタート。



よーし、行くよー。

久し振りにこの川に戻ってきた。やっぱりいいなあー。

ここでの釣りはいつも厳しいけど、また来たくなる。そしてこの川に来ると気合が入る。
ここはそういう川なのだ。

今年のSouthlandの状況はというと、10月に入ってから降雨量が少なく、ほとんどの川がこの時期にしては水が少ない。Upper Oretiに関してはすでに夏の水位と変わらないくらいだ。

去年の初Oreti釣行は10月最終週でリバーフローは8.5-9(m3/sec)、まだ雪代が入っているようなうっすら濁った水色だった。今年は去年より2週間早い釣行で、すでに6.5(m3/sec)とローフローで水色はクリアーだ。

さあ、どうなんだ?



期待と不安が入り混じったスタートだったが、初めてから15分くらいでファーストフィッシュ!

思惑通りのスポットで食ってくれた。



4.5lb、55㎝。Oretiにしては物足りないサイズだけど、他の川だったら十分いいサイズ。

まずは幸先よく、うれしい1本。


2本目も同様なサイズだったが、カメラを用意中にネットから逃亡!

なんだよ~、写真撮らせてくれよー。


そしてここは絶対出るとにらんでいたスポットに差し掛かる。過去にも釣っていて実績もあるし、今の水位ならここにいないはずはないと思う。



そして狙いは見事に的中!対岸のバンク下のえぐれに張り付いてグングン流れを上っていく。先の2匹とは異質のパワー。


 

66㎝あるけど、ちょっと細身なので6lbのOretiブラウンでした。


 

青味がかったリバーベッドの石と全く同じような色の頭をしている。



このあたりからゲームは俄然ヒートアップしてきたが、釣り始めてからまだ2時間もたたないのに調子よく3本釣れて余裕も出てきたのでちょっと休憩。意味もなくギアの写真など撮ってみたりしながら。

このあとしばらく何も起きない時間が続いたが、この川がストレートなセクションはいつも釣れないことが多いので場所の問題もあると思う。

折り返して戻りながら、さっき6lbが出たポイント近くにもう1か所ある、やはり絶対出るはずのスポットのことを考えていた。さっきは不発だったが、ちょうどその時は太陽が雲に隠れてしまって川の微妙な水深の変化が良く見えず、核心部を流せていなかったかもしれないと少し気になっていた。あれから2時間くらい経過しているし、今は光も差している。時間帯でガラッと魚の反応が変わることがOretiではよくある。

よし、あそこをもう一度やってみよう。

そして答えはあっさりと返ってきた。



1投目だったか、2投目だったか忘れてしまったが、すぐに6.5lbがきた。



63㎝と3本目より長さはないけどコンディションがいいのでウエイトはある。



やっぱりいたんだな~。


そして全く同じスポットから次の1投で再びフィッシュオン!



でたー、7.5lbのストロングフィッシュ。太さとヒレのデカさがヤバイです。



この魚はフッキング直後から対岸に向かって走るパワーがそれまでの魚とは違っていた。
長さは65㎝のOretiらしいブラウンです。

やはりタイミングですね。こんないいヤツが2本もいたのだ。



結局5時間このビートを釣って、7.5、6.5、6、4.5lbx2と5本のブラウンをすべてミスなくランディング。2本目の4.5lbを除いて、すべての魚を狙い通りのスポットから引き出すことができた。久しぶりに納得のゲームで上出来です。



実は4本目の6.5lbの魚持ち写真を撮ろうとしたときにカメラ水没事件が発生して、本来ならかなり凹み気味なはずですが、そのあとすぐに7.5lbがきて、ビッグブラウン連発の興奮がカメラ水没のショックを上回ったような、もうなんだかドタバタな気持ちで歩いて戻ってます。


(ここからはサブのカメラなのであまりいい写真撮れてません。)



今回はシーズン初のSouthland 釣行ということで、いろんな川の状況を見て回りたかった。
この後は好調のOretiで別のビートを釣ってもよかったが、去年よくビッグレインボウを釣りに来た川の方をやってみることにした。



この川はちょうどいいリバーフローに下がってきたところで、水位の面ではベストな状態。
夏はDidymoがひどくなってしまうが、今はまだそれほど酷くない。
Oretiが良かっただけに期待していたが、反応は意外にもよくなかった。



それでもニンフを#12カディスラーバから#16メイフライニンフに変えて、何とかフィッシュオン。




53㎝のいいレインボウをキャッチして釣行を終えました。


初日のとんでもない強風、カメラ水没といろいろあった今シーズン1回目のSouthIsland釣行でしたが、ブラウン、レインボウともにいい魚を捕れて釣果の面では大満足でした。

自分自身、Oreti Riverを釣るのは3シーズン目で経験値は大したことはありませんが、それでもなんとなく自分なりのOreti攻略法みたいなものはあって、今回もそれに基づいた釣りを展開しています。それはフライのセレクトどうこうというよりは、できるだけアングラーにアプローチされなれていない個体を狙うこと。そういう魚はどこにいて、いつアプローチすれば食わせることができるのかといったものです。ここのブラウンはものすごく高いアングリングプレッシャーにさらされていますが、それでもエサを喰って生きているわけです。なのでアプローチするタイミングと、狙いを定める個体の選択がとても重要だと考えています。


釣行のコストをできるだけ抑えようと、近場をウロウロしていてもなかなか面白い釣りができなくなってきているので、北に300㎞走ってMckenzie High Countryのエリアに行くか、逆に南に300㎞走って今回のようにTe Anauエリア行くようなパターンの釣行が増えてきている今日この頃ですが、無事に帰ってこれれば運転はそれほど苦ではないので、どうせならエキサイティングな釣りができた方がいいですね。Dunedin在住だと1泊2日あればどっち方面にも行けるのがいいところなのです。また、インランドに300㎞走ればWanakaエリアもあるので、今シーズンはそっち方面も開拓するつもりです。

それではまた次回!


Tight Lines!!
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Mr. CHOJI HOSOYAMA, May his soul R.I.P

昨日、ふとシマノのフライロッドのスペックなどを確認しようと、久しぶりのウエブサイトを訪れた際に、本流釣りのカリスマ、細山長司さんが今月5日にお亡くなりになっていたことを知りました。

いや~驚きましたし、ショックですね…

私が細山さんのことを知ったのは4年ほど前のことで、恥ずかしながら結構最近です。

以前ワーキングホリデーでNZに来ていた釣友S君と北島Rotoruaに釣行したときに、彼に細山さんのカナダ、スチールヘッド釣行の動画を紹介してもらったのが初めで、のべ竿でスチールヘッドを釣るそのフィッシングスタイルに強い感銘を受け、以来一人の釣り人としてかなり尊敬しています。

釣りの動画とかは結構チョコチョコ観るんですが、繰り返し何度も観るような動画はそれほどありません。しかしながら、この細山さんの動画はお気に入りなので何度も観ています。

8mを超える長尺のべ竿に、たぶんラインも道糸からハリスまでが通しの1本糸とハリ1本。あとは目印とガン玉が途中についているだけなんです。

この究極的にシンプルなリグで、スチールヘッドやキングサーモンを仕留めてしまうそのフィッシングスタイルは本当に素晴らしいです。シンプルは美しいということを教えられますね。

けっして大きくないその体で静かに川に立ちこみ、長尺竿を見事に操って侍のようにアタリを待つ姿。そしてリールのないこののべ竿でいったん魚が掛かれば、グッと腰を落として竿を立て、バットエンドを水に突き刺したり、バンクに突き立てたりして、もう限界までめいっぱい溜めて魚を止めるその豪快なファイト。その静から動へのコントラストがすごくて、ついつい魅了されてしまいます。

のべ竿の釣りがこんなに豪快でカッコいい釣りだったなんて。。まさに驚愕です!


思い起こせば、自分自身の釣り人生も、やはり今は亡き父が買い与えてくれた1本ののべ竿から始まりました。

よく覚えていませんが小学4年生くらいのことだったか。。
シマノの振り出しの渓流竿、急流9尺(2.7m)というグラスロッドでしたね。
多摩川でこの竿に尺オーバーの鯉が掛かったことから始まり、この竿で当時の多摩川で釣れたほとんどの魚種を釣って、何処へ行くにもこれを持ってハヤ、ニジマス、ハゼなど何でも釣って、本当にボロボロになるまで使い倒しました。

小学校高学年になると、当時あったダイワヤングフィッシングクラブ(DYFC)というのに入会して毎月送られたくる会員誌を心待ちにしていたり、釣りキチ三平はもちろんすべて読んで、他にも少年釣りマガジンという雑誌があって、それを読んでは今度はこの川に行ってみようとかそんなことで頭がいっぱいだった釣りキチ少年でした。

小学6年生の時には、お正月の豊島園プールで開催されたDYFC新春釣り大会に参加し、53㎝のニジマスをこの愛用ののべ竿で釣り上げて3位入賞でお立ち台となり、最も尊敬するフィッシャーマンである故西山徹さんから直接大きなトロフィーを渡していただいたこともあります(今でも実家の押し入れにあると思われます)。この日は本当に信じられないくらい嬉しかったですね~。
西山徹さんの著書、湖沼のルアーフィッシングは自分のゲームフィッシングのバイブルです。

脱線してしまったので、話を細山さんに戻します。

自分のバックボーンもこんな感じなので、自分にとっても釣りの原点である渓流竿を使ったのべ竿の釣りを最強にまで、そして究極のレベルまで極めたような細山さんの釣りを見るたびに、「釣り竿っていうのはこうやって使うんだぞ!」と教えられているような気持ちになるんです。

リールの代わりに長尺竿のショックアブソーバーを最大限に利用するファイトもすごいですが、凛として竿を構えてアタリに集中するそのたたずまいは何か武術者の居合いのようでもあり、カッコよ杉。。

まさに「川のサムライ」ですね。

動画を観てもらえばわかりますが、カナダやアラスカのガイドたちも師のその美しい釣りに魅せられて、みんな細山ファンになってしまっています。まあ外国人は武士道とかサムライとかそういう自分達とはかけ離れた世界観に憧れたり、好きな人も多いですからね。
あとダブルハンダーのフライをやる者にとっても、細山さんの振り込みのモーション、竿の取り回しはスぺイフィッシングにも通じる点がいくつもあって興味深いですし、勉強になります。

間違いなく日本が世界に誇れるアングラーの一人だと思います。

先に触れた西山徹さんといい、細山長司さんといい、私の尊敬する釣り人は若くしてお亡くなりになってしまい非常に残念です。

このブログの読者はフライかバスの方が多いと思いますが、細山さんの釣りはジャンルを問わず、釣りをする人であればどんなジャンルの方にも一見の価値のあるものだと思いますので、是非ご覧になってみてください。

http://ownertv.jp/detail/?id=143

http://ownertv.jp/detail/?id=144


今回、私自身の細山さんへの敬意をを表したいという思いと、まだ細山さんの釣りを知らない方にも是非その素晴らしい釣りを知ってもらいたいという思いでこの記事を書かせていただきました。


細山長司さん、安らかなご冥福を心よりお祈りいたします。

そして素晴らしい釣りを見せていただき、ありがとうございました。




Tight Lines!


Back in Tokyo

2週間のショートホリデイですが、2年ぶりに東京に戻ってきました。

まずは行きつけのショップLoop to Loopさんのメンバーと一緒に中禅寺湖に釣行。


 
2年前に帰国した時も釣友に連れてきてもらったが、ノーフィッシュだった。前回は2週間くらい時期が遅くて山側に入った記憶がある。今回は国道側に。

今年はよく釣れているようだがどうなのか?


とりあえず6wtロッドを一本持って帰ってきたので、この6wtシングルハンド1本勝負です。

フライは最近の中禅寺湖で好調らしいウエットフライに、ストリーマーのリトリーブ、浮きものがセミ、ドラワカなどを用意してきた。状況次第では、シャローのクルージングフィッシュがいればNZスタイルのドライ&ニンフでサイトフィッシングも試してみたい。

ラインはSAのOverhead&DのS1/S2でウエットフライのスローリトリーブから釣りをスタートした。

夜が明けてくるとモンカゲロウのハッチがあって、魚っけはあるものの自分の釣りには全く反応がない。

時間の経過とともにモンカゲロウのハッチが増えてきて、所々でそれにライズするトラウトの捕食音が聞こえてくる。

ん~、モンカゲ対策はしてこなかったな~

ウエットのスローリトリーブは根掛かりが多く、なんだかリズムに乗れない感じでよろしくないので、Overhead&DをInterに変更して沖のブレイクラインを超スローに引いてみることにした。

それから間もなくして、ゴゴッっとようやくバイトが伝わってきた!




50㎝を超えるくらいのレイクトラウト。細身ですがキレイな魚でした。



2本目は32-33cmくらいの小さいレイクトラウト。

日中は厳しい時間帯が続き、ミニブラウンを2本釣ったのみ。

浮き物やストリーマーなど手は尽くしましたが結果が出せずに、最後はインターのラインにウエットのデッドスローリトリーブに戻してネバった結果、ホントに終了間際でしたがいいサイズのブラウンがきました。


ちょうど50cmくらいのやつで、ジャンプしてよく引きました。

 
日本滞在期間の最後の日曜日は、友人2人とどこか(できれば近場)釣りに行こうということで、どこに行くか悩みましたが、管理釣り場で高い料金払って釣って、魚があんまりキレイじゃないのも残念だし、芦ノ湖はもう時期が遅いし、本栖湖はやってもたぶん釣れないし。。

どうせなら、西湖でバスでも狙ったほうがワイルドフィッシュだし、釣れる確率高いんじゃない?

という自分の発案で西湖のバスをフライで狙う釣行になりました。


山梨県西湖

かつてバスフィッシャーマンとしてさんざん釣り込んだこの湖。ここを訪れたのは6年ぶりくらいだろうか?

まずは丸美ボートさんで入漁券を買いがてら、北岸の浜からやってみようかということに。
久し振りに丸美ボートのM浦さんにお会いできるかと楽しみにしていましたが、草刈に出かけているということで、少し探してみましたが発見できずに残念でした。

北岸の桑留尾浜は、まだ夏休みには早いというのにキャンパーで超賑わっていて、我々3人で落ち着いて釣りができる状況ではなかったので、南岸に移動して釣りを始めた。

死んで湖岸に流れ着いていたワカサギもいましたが、湖は静かで生命感なし。前日は強風で出船を見合わせていただいたとボート屋さんの情報にありましたので、かなり水が掻き回されたのか、若干濁りが残っている様子。

水が良くないのかな?


ロッドは友人から借用したJ-SWITCH #8に自分のLAMSON GURU HD3.5を組み合わせて、ラインはSA Atlantic Salmon Short Inter/Clear 340grを用意した。シンクティップはなしで、フロロリーダー2Xにフロロのティペット 。



このロッドに対してはちょっと重めのラインチョイスですが、全く問題なく投げられます。
今日はウェーダーも履かずに、ニーブーツの軽装で。

3人とも釣れる気配がないので、途中で隣の精進湖も様子を見に行ったりしましたが、精進湖も陸っぱりの釣り人がいっぱい。。

結局西湖の北岸に戻ると、今度は風が強くなり過ぎてしまって、しばらく昼寝タイムに。

最後に風の影響の少なそうなスポットを探してながら走って、南岸の別の場に所入った。


このポイントに入った時、車でポイントを探しながら走りまわっていた時よりは幾分風が収まって、風向きも正面からでキャストもそれほどしにくくなかった。

いい感じだなぁ。

と思った。なんとなく魚が回ってきそうな、いい風のような気がした。

そして開始から間もなくだった。

20秒くらいカウントダウンして、中層を両手でゆっくりリトリーブしていたストリーマーにドスンと乗ってきた!

キタっ!!


何が来たのかはさっぱりわからないが、魚はデカいようだ。

バイトしてきたのはかなり沖目で、走られてラインが出されていく。

ファイト中にランニングラインがヒップバッグにつけていたピンオンリールに絡みついてしまった。

マズイ!もうすぐ手繰ってある分のラインが全部持っていかれそうだ。

もうピンオンリールごと外して、どうにかギリギリ間に合ってリールファイトに持ち込むことができた。

やたらと重いけど鯉でもきたのか?

ようやく魚が浮いてきてジャンプ!



バスだ、バスだ!!

かなりのデカバスだ。これはしっかりランディングしなくては!


なんと53㎝のビッグバスをキャッチ。


    

いつものMcLeanのランディングネットがないので重さは測れなかったんですが、5.5lb(2.5㎏)くらいはありそうでした。少なくとも5lbはあったと思います。すごい体高のブリブリなバスでした。フライはクラウザー的なミノーパターンをフレッシュウォーターのベイトフィッシュっぽいカラーでアレンジしたもの。

いや~、きましたね狙い通り!

この後の夕マズメはすっかり風が止んで鏡のような水面になってしまい、この1発だけで終了となりました。


とまあ久しぶりの日本での釣りでしたが、数は少ないながらもいい魚に出会えて、かなり楽しめました。

今回、2度のレイクの釣りはトラウト、バスともにインターミディエイトのラインで結果が出るという状況でしたが、改めてインターのラインはやっぱり釣れるし、レイクの釣りの基本だな~と実感しました。

SA Atlantic Salmon Short(340gr)を初めて使いましたが、このヘッドは確かにいいですね。ふれ込み通り、投げやすい!

レングス8.4mのこのヘッドを短めのスカンジと言うべきか、あるいは細くて長めのスカジットというべきなのか?まあ、テーパーデザイン的にはやはりスカンジナビアンでしょう。細目ですしね。
でも投げてみると、サステインドアンカーのスカジットスタイルでも問題なく投げられます。今回もほとんどずっとサステインドアンカーでスイープして投げていて、実際それで釣りました。

友人に借りたJ-SWITCH#8なら310grでもよかったと思いますが、自分のスイッチロッドSCOTT L2H1106-4ではいつもスカンジ320gr、スカジット350-360grを投げているんですよ。なので自分のロッドに合わせるのも考慮して340grにしたんですが、このちょっと重めのチョイスが逆にJ-SWITCH#8でスカジットで投げるのに合っていたとも言えますね。フロロカーボンのリーダーを直結していたので、アンカーが抜けてブローアウトしやすいですが、それをわかっていてそれなりの投げ方をすれば大丈夫ですね。

自分のロッドにこのラインでレイクのさらに深いレンジを狙うのに、S2/S3の軽めの310grにT8で5ftくらいのショートティップを作ってつなぐのも面白いかもしれませんね。T8で5ftのティップを作れば8x5=40の40grのティップになりますから、トータル350gr。まあ、340grに40grのティップでもいけると思いますが、スカジットよりボディが細いのであまり長くて重いシンクティップをターンオーバーさせるパンチはないと思われます。

いずれにしても、今後他のシンクレートも揃えて使ってみたいラインです。気に入りました。


今はもうDunedinでいつもの生活に戻りましたが、まさに今が冬の寒さの底。寒いです。

日本に帰るとついついいろいろと買い物をしてしまうので、今月と来月あたりは出費を抑えて、買い込んできたマテリアルでフライを巻いたり、ギヤのメインテナンスなどをして来シーズンに備えようかと思っています。8月くらいから少し日が長くなってきたらダブルハンドで冬の釣りにも出かけると思いますが。

それにしても、日本で釣りに行って結果を出すのはやはり楽ではないな~と痛感しました。
中禅寺湖では夜明け前から漁券販売店に詰め掛けて、夜明けのキャスト開始に備えてポイント確保に奔走する釣り人たちの殺気に圧倒され、西湖でも、そして隣の精進湖でまで予想以上の陸っぱりの人の多さに驚愕。そして帰りの日曜日の中央高速の渋滞。。

仮に日本で週末休みの仕事に就いたりなんかしたら、はたして自分は釣りに行くんだろうか?などと考えてしまった(笑)

自分のように3時間かかるOreti Riverに行くのでさえ、7時に出発して10時から川に入ってなどと呑気に構えている人間にはちょっともう無理かもしれません。。

次回、また同じ時期に帰国することができたら、是非また中禅寺湖で釣りがしたいです。この湖の面白さの一端がなんとなくわかった気がしたので。

西湖は人が多かったですが、相変わらずいい感じにひなびた大好きなレイクです。

きっと魚がより大型化しているんでしょう。

西湖サイコー!!

デスね。

それではまた次回!


Tight Lines!!

Easter Weekend

今年もイースターのウィークエンドがやってきた。去年は3月末になったが、今年は遅めで4月の中旬になった。このイースターがいつになるのかという取り決めは3月21日ー4月25日の間で、最初の満月の後の最初の日曜日ということになっているようだ。

うちのサロンもこのウィークエンドの土曜日は休みにして、Good Fridayの金曜日からEaster Mondayの月曜日まで4連休。

毎年NZの釣りには最もいい時期なのだが今年はどうか?

ただ連休始めの金曜日は全国的に大荒れの天気。特に北島の方は酷い天気で災害となっている地域もある模様。南の方が天気はましなようなので、いつものSouthland,Mossburnに滞在して3日間の釣行。月曜日は片付け&お疲れや休みというプランを組んだ。

金曜の午前中はDunedinで天気の動向をうかがっていたが、昼過ぎに大雨のDunedinを出発した。

南に下るにつれて雨も小降りになって、Goreの手前では道路も乾いていてそれほど雨が降った形跡はなかった。

これなら何とかなりそうだ。

出発が遅くなったので、日は3時間くらいしか釣りをする時間がない。

今シーズン、年末年始のホリデーからよく釣り込んでいるDidymoの川に入る。

この川もしばらく水が少なすぎて良くなかっただろう。未だにローフローながら、最近の雨で水位が幾分回復した。

とりあえず釣ってみます。

いつも魚が着いている最初のスポットは不発だったが、2箇所目のスポットでは思惑どおりレインボウがドライに襲い掛かってきた。


 
この川ではいつも出ればほとんどがオーバー50cmのグッドサイズ。
これもデカそうだ!



NZに来てから5年目のシーズン終了間近。最近ではさすがに小さいトラウトストリームの釣りは少し飽きてしまって、こういう大きな川でダイナミックな釣りをするほうが楽しい。




まずは見事な4lbクラスのジャック。フライは#10Stimulatorをテイク。



同じスポットでもう1発!



オオオッー、ブラウンと違って最後まで走り続けるレインボウ。グッドファイターです。



今度は極太のヘン。これも4lbを超えている。

同様のサイズながら、まったく違う頭の大きさと太さ。典型的なジャックとヘンですね。




この後もう2箇所ほどあるいいスポットでは不発でこの日の釣りを終了。

ん~、まだまだ水が少ないなあ。。

もう少し水量がないとまあまあキビシイ。



2日目の朝、昨日と同じ川のもう少し上流の区間に向かう。



さあ、どうか?とりあえずもう半日この川を釣ってみて、キビシイようならレイクの釣りも視野に入れつつ行ってみたいと思う。


初めに入ったスポットで朝からレインボウがドライに出たが、すぐにフックアウトしてしまった。

このエントリーポイントから入って、いつも釣れるのは3箇所しかない。初めのポイントはすでに叩いてしまったので、勝負はあと2箇所。



2箇所目はこの中州の向こう側の一段高い流れが落ちてきて、メインステムに合流するスポット。
落ち込みの下にいつもいいレインボウがいる。


少し下から打ち始めて、徐々に落ち込みへと迫っていく。そしていよいよ核心部にフライを投入すると、2-3投目で魚が背中を出してアタックしてきた!


やっぱり居た!!



4.5lb、58cmのレインボウ。北島の川でもしばしば釣れた、目がでかくて童顔でありながら、ヒレがやたらと発達してピンピンしているトビウオのようなレインボウ。この魚はファイトもフッキング直後からテイルウォークで対岸まで水面上を飛ぶように走っていった。



とても58cmもあるレインボウの顔には見えないけど。


このあとこのスポットでもう1発魚がドライに触ってきたが、テイクするまでには到らなかった。

ドライを#14に落としてみてももう出てこない。


さあ、最後のもう1スポットをやったら一旦この川から上がろう。

このころから北西の風が吹き始めて、だんだん釣りがしにくくなってきた。


ドライでまあまあしつこく狙ってみたが魚は出てこなかった。


居そうな雰囲気はあるんだけどな。。

やる気のあるレインボウは居ないのかもしれないが、なんとなくブラウンが潜んで居そうな気がして、同じドライにドロッパーのニンフをつけてもう一流ししてみようと思った。



すると読みが見事に的中! ホントに黒っぽいブラウンが食ってきた。

思いつきとはいえ、こういうのが大事なんです。感じること、気付くこと、そして思いついたことをすぐに実行に移してやってみること。テクニックだけではない、魚を釣る上で最も重要だともいえる部分。



こんないいのが潜んでました。5lb、60cmにわずかに届かないくらい。



今までこの川ではニンフでしかブラウンを釣っていない。レインボウよりドライに反応する時間帯が限られているのか?



今シーズン、この川での釣りはこれが最後になるだろう。ずいぶん楽しませてもらった。


午後は給油、食料調達も兼ねてTe Anauの街までドライブしてレイクの様子も見てみたが、ウインディサイドで波がザブザブだったので釣りをしなかった。



その後は川に戻って、今まで手を付けたことのない下流域の区間にトライしてみたがまったくダメだった。

まあ、レインボウ、ブラウン1本ずつだけどどちらもサイズが良かったし、釣れ方も良かったので今日はまあまあ満足。早めに終了にしよう。


3日目はGoreまで戻ってMatauraで釣りをすることにした。

実は金曜日の道中、Goreを通ったので川で止まって様子を見たのだが雨の後で水が少し濁っていた。

3月からずっと15(m3/sec)以下のローフローでドライフライの釣りには状況が良かったMatauraだが、久しぶりのまとまった雨で木曜日には32(m3/sec)くらいまで上昇。その翌日の金曜日に川を
見たからまだ濁りが残っていたわけだ。土曜日の釣りから戻ってリバーフローをチェックすると24(m3/sec)まで下がっていたので、大した増水ではないし、濁りさえ引けばいけるのではないか
と判断した。

川に着くと先週より若干水位は上がっているが、濁りはほとんど問題なし。

あとはライズさえ起これば釣れるはずだ。

午前10時頃から、多くはないがポツリポツリとライズが起こり始めた。

水位が上がったので、ウェーディングが深くなってちょっと釣り難くなった。
 

もう少し近めでライズしてくれないと届かないなあ。。



この区間はこんな広い流れなので、ブラインドで流したところで全く意味はない。完全にライズに的を絞った釣り。



苦戦しながらも、何とか射程距離で起こったライズを仕留めた。今回はMatauraで釣りをすると決めていなかったので、ロッドはスペアのMystic Reaper 9ftで。

いつもESNだから、やっぱりちょっとロッドが短いなあ。。



これくらいのアベレージサイズを2本キャッチした。



3時間ほど釣ってみて、ライズする魚の数も増えてこないのでこのポイントに見切りをつけ、最近一番釣り込んでいるポイントに移動することにした。




移動した先のお気に入りポイントでも、深くなったウェーディングにいつもより短いロッドで、ライズするフィーディングレーンはいつもと同じ対岸ギリギリ=届かないという状況に苦戦しながらも、比較的浅い流れで一時的に発生したライズを見逃さずに狙って、何とかフッシュオン。



Matauraでもこのポイントはいいサイズが出やすい気がしている。


写真を撮っていませんが、この他にアベレージサイズを2本。

そして夕暮れ時になって、手前の緩い流れで頭を出してゆっくりライズする魚を発見!

あれはいいヤツなんじゃないのか!?



勝負は1投で決まった。逆光の中で魚がヘッド&テイルでダンをテイクして沈んでいくのが見えた。

やっぱりデカかった!



ちょっと細身だけど、デカイ頭のいいジャックだ。



これがドライに出るからやっぱりMatauraはやめられない。


結局この日のMatauraでは合計6本、ティペット切れ2回、バラシ2回でそのうち1回は鱗がついてきたのでスレ掛かりだったんでしょう。


今年もEasterはまあまあいい釣りができました。魚のサイズも良かったし、内容的にも納得できるゲームでした。次の週末は火曜日がAnzac Dayの祭日でまた3連休。そして30日の日曜日がシーズン最終日となります。

ダブルハンダーの釣りとMatauraでライズの釣り。NZでやる釣りでは最も大きいフライを使う釣りと最も小さいフライを使う釣り。この両極端の釣りが楽しい今日この頃です。


それでは、また次回!


Tight Lines!!

Catching up with a new buddy

先週末はこのブログの読者で、Christchurch在住のK氏と始めて一緒に釣りをすることになった。

いつもコメントをくれて、いつか一緒に釣りに行こうと言いながらも、今までなかなか実現できませんでしたが、やっとその時がやって来た。

土曜日の仕事を早めに切り上げて、夕方Omaramaでキャッチアップ。2時間だけ川に出て小さいのを釣りましたが、メインは日曜日の釣行です。



日曜日の朝、天気予報に反して素晴らしい青空。まずはレイクのリバーマウスのポイントにK氏を案内します。
久しぶりのこの30分かかる湿地帯ウォーキング。



リバーマウスに出ました。



ウェーディングするK氏



と自分。

この広大なシャローフラットで少しだけ魚っけを感じましたが、釣り開始から間もなくすると追い風が吹き始めて、魚がシャローに寄って来そうもないので、早めにレイクを見切って川を釣り上がります。

川に入ってすぐの下のストレッチではいいサイズのブラウンを数匹見かけましたが、すでにスポーニングに入って2匹でペアリングしているような動きのフライに反応しない魚ばかり。

いつも釣れるのはもう少し上の方なので、気にせず釣り上がる。しかし、水位がかなり低く、いい水深の残っているポイントが少なくてちょっときびしそう。


それでもいつも必ず魚の出る、とあるストレッチで対岸際のシェードの中を丁寧に流すと、ファーストフィッシュがきた!



4lbくらいのなかなかいいサイズのブラウン。




オータムカラーの美しい魚です。



今シーズンはずっと単独釣行のみだったので、やはり仲間がいるのは楽しい!

さあ、あとはK氏に釣ってもらおう。彼は今夜Christchurshに帰りますが、自分は明日もあるのでそこそこ釣れればいいのだ。



ストーキングしながら、先を釣り上がるK氏。
この景色にこの素晴らしい天気。2人とも魚が釣れれば言うことなし。


いつも魚を見かけるとあるプールで、K氏が魚を見つけたものの、アプローチしようとしたらスッと姿を消したということだった。

スプークして走っていってしまったのでなければ、まだ近くにいるのではと、上からの落ち込み下のバブルラインを流してみるようにK氏にアドバイスした。居るとすればたぶんそこではないかと。。



するとK氏ヒット! やっぱりいた!



K氏見事にランディングしました。細身ながら、自分の釣ったブラウンを少し上回るサイズ。

K氏おめでとう!

よし、いったん車に戻ってランチタイムをとって、それから午後の部です。


 
魚を釣って息を吹き返したK氏。足取りが軽く、自分より歩くのが速くなった(笑)



K氏がラーメンを2人分用意してくれた。川でこんな豪華なランチは初めてだ!




さあ、もうひと頑張りといってみよう。


午後はこの川の初めて入るアクセスからトライしてみましたが、小さい魚が数本釣れただけで、いいサイズには出会えなかった。



とにかく川の水量が少なく、魚が落ち着ける水深のあるスポットがかなり少ない状態。ライズしていたのも小型のトラウトのみでキビシかったですね。



おまけ的に小型のソックアイサーモンが釣れた。このエリアのレイクに流れ込む川はソックアイがいて、今がスポーニングの時期で川を遡上しています。ほとんど口を使わないんですけどね。




本日の釣りが終了。ちょうど4月の第1日曜日のこの日、Daylight Savingが終わって時計の針を1時間戻したので、夕暮れが早くなった。



K氏お疲れさまでした。釣果はそこそこながら楽しかったですね。
次回会う時には、さらに上達しているのを楽しみにしています。



翌日は朝から天気が崩れた。いつものストイックな単独釣行に戻り、30km先のTwizelに1人向かいます。

今日は久しぶりにハイドロキャナルで、ダブルハンダーの釣りを展開するつもり。


初めに入ったキャナルでは約2時間を費やして不発。

別のキャナルに移動します。

途中から雨も本降りになってきて、昨日までの好天とは一転、心が折れそうな寒さに。



それでもただひたすらキャストを繰り返し、午後1時ごろに待望のバイトを得た!

さあ、何がきたか!?でかいのは間違いないが、2年前のようなビッグトラウトか?それともサーモンか?



かなりデカイ!ダブルハンダーのパワーを持ってしても、なかなか浮かせられない。

ようやく魚体が見えた! サーモンだ!!



ランディング成功!8.5lbですね。


 
今まで何度かトライして、トラウトしか釣れなかったが、ようやくサーモンをキャッチすることができた。



やはりサーモンはカッコイイですね。



サーモンとしては中型でそれほど長さはないが、太くて重い!
ファイトもかなり強かったです。



フライはこのイントルーダー。OPSTのマイクロシャンク(32mm)に巻いたちょっと小型です。

オレンジとパープルという、お互いのカウンターアクトカラー(反対色)に近い関係の2色を組み合わせてコントラストを強めたものです。

それから約2時間以上ノーバイトのあと、ようやく2発目のバイトが!




またサーモンでしたが、今度は4.5lbくらいのトラウトサイズ。



フライは約6cmのチャートリュースのゾンカーテープを付けた、ダーティーホーっぽいフライでした。



最後は以前ビッグレインボウを釣ったキャナルに移動して、ラスト1時間を費やしましたが不発で早めの4時半で今回のプチ遠征を終了。



釣行は安全第一。この時間に出れば、暗くなる前に山を下って、Oamaru辺りまで行けるだろう。


今回は新たな釣友と初めての釣行。そして、キャナルのサーモンですが、とりあえずNZ南島に来てからトライし続けていたサーモンをキャッチできたので、とても有意義な週末でした。
ああ、小さいけどソックアイサーモンも釣れましたね。



オマケに8.5lbのファットなクイナットサーモンから500gものイクラが出てきて、当分はイクラ食べ放題の食卓に。


サーモンですが、NZではQuinnat SalmonといわれているのがChinook Salmon。北米でキングサーモンと呼ばれているのと同じサーモンです。

これで自分にとってのニュージーランドでの残された釣りの目標は、

・シーランのサーモンを自然河川で釣ること

・オーバー10lb.のブラウントラウトを釣ること

の2つですね。

達成できるのかはわかりませんが、やっぱり夢はあったほうがいいですよね!


それではまた次回!


Good luck and Tight Lines!

The Mataura comes up for its best.

最近2週の釣行はMataura Riverでした。



今年も秋のベストな時期に入った感じで、状況はとてもよくなってきた現在のMataura。





秋に入ってからメイフライのハッチが増え、2月中は沈黙していた水面での魚の動きが活発になってきた。

メイフライのサイズは小さく、#16-18くらいのサイズが飛んでいます。ハッチが起こるのは、その日の風、気温、光によって様々で、午前中だったり、午後または夕方だったり。風が弱い、穏やかな暖かい日がいいのは間違いない。


 

 



天気は酷かった夏よりはましになったものの、良かったり悪かったりで不安定な今年の秋ですが、ニンフィングをやるしかない雨やライズが起きない時間帯を除いて、90%ドライフライの釣りです。




毎年秋はサイズ的にもいいんですが、今秋も50cmを越えるいいサイズがドライに出る状況になってきました。



久しぶりに素晴らしい天気に恵まれたこの日。ほとんど風もなく、朝9時過ぎに川に入って、10時頃からライズが起こり始め、釣りを止めた午後5時まで断続的にハッチが起こりました。
 
ただ午前中のライズはドライに出ても空振りかスレ掛かりのみで、魚がフライを吐き出すのが非常に早い状況。今年この川で何度か経験している現象です。ブラウンがほとんど魚体を見せないライズフォームからして、フライはエマージャーで合っていると思うんですが、とにかくフックアップしてくれない。



それでも午後1時を回った頃から、魚のフライへの反応が良くなり始め、ようやくフックアップしたのは55cmくらいのいいサイズ。写真を撮る前に逃げられましたが、この魚を皮切りに、午後2ー4時の2時間がこの日のハイライトでした。






2匹目も写真を撮り損ねたのと同様のサイズ。4.5lb、54cmのジャック。




比較的スレンダーな魚体のブラウンが多いMatauraで、こういうガッチリした太いヤツはそうそう出ないのですが、この時期ならではですね。


天気が悪くて行く川もかなり偏ってしまった感のある今シーズン。使ったロッドはこのSAGE ESN5100-4とLOOP EVOTEC696-4MFばかりでした。ラインはずっとRIO SINGLE HANDED SPEY WF5F(200gr.)1本のみ。どちらのロッドでもこのラインで、#10ドライ+ドロッパーニンフから、普通の4Xティペットのドライの釣り、そして5XティペットのMatauraのライズの釣りまで、ほぼすべてをカバーしました。とっても気に入っているラインです。




Bye!




この日は6本釣ったうちの5本がオーバー50cmのいいサイズばかり。



この小さいヤツでも45cmは超えていた。



このスポットでは主流が対岸より。手前のシャローでライズするヤツもいますが、明確なフィーディングレーンが存在しないシャローでフィーディングする魚は移動しながらライズするヤツが多く、次に出てくる場所が予測しにくい。そういう魚を狙ってもモグラ叩きのような展開になってしまい、結局はライズに翻弄されて、長い時間やって2本しか取れなかったとか、そういうパターンに陥りがち。なので、本命は対岸際のバブルライン上か、そのすぐ脇のフィーディングレーンでライズを繰り返すヤツで、そっちにターゲットを定めます。

ちょっと遠くて狙いにくいんですが、約20m先のフィーディングレーンを正確なロングキャストで狙う釣り。

特別なテクニックは必要ありませんが、基本的なことを高いレベルで実践できるスキルが求められます。スムースなダブルホールで先端のフライまできっちりターンオーバーさせて、ソフトに正確にフライを送り込む。メンディングしてフライをフィーデングレーン上でナチュラルドリフトさせる。当たり前のことなんですが、20mという普段の川の釣りの倍くらいの距離を投げるとすべてが難しくなってきます。

まあ20m投げてしまえば、メンディングしてもそれほど長い距離はドラッグフリーで流せないので、タイミングとアキュラシーの勝負ですね。
ドンピシャのタイミングでピンにフライを落として、短いドリフトで水面まで誘い出せるか否かということです。





この日最高の出方をしてくれたのはこのシーラン系カラーの4lb。このデカイ頭で、真下からバックリ口を開けてフライをテイクするのが20m近く離れていてもはっきり見えた!

これはしびれました!




この日は十分満足のいく釣りが出来たし、明るい時間のほうが帰り道の運転も楽なので、ちょっと早上がり。といっても5時ですが。。

事故を起こして以来、なんとなく車の運転にはビビリが入っている自分です。でもこれくらいのほうが安全できっといいんでしょう。


秋のMataura River。シーズン終了まで、もうしばらくこの素晴らしい釣りが楽しめます。


それでは、また!


Tight Lines!!

New year, my fishing life goes on.

いろいろとありまして、ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

今年の夏はホントに酷い天気でした。Dunedinを含め、南島の下の方ではほとんど夏がなかったに等しいですね。1月の天気の悪さはもう尋常でなく、月末には大雨で川の水位が異常に増水して、その後の2-3週間はほとんどのメジャーな川がすべて潰れて釣り不可能でした。

とりあえず今年になってからの様子をダイジェスト版で。


新年2017年を迎え、夏休みの後半は年末の遠征の最後に釣った川にまた戻りました。

 年末のようにブラウンは出ませんでしたが、レインボウは相変わらずコンディションのいいグッドサイズが。

 



出ればほとんどが52-58cmくらいの4-5lbクラス。


釣り方はドライ&ドロッパーニンフのブラインドどサイトフィッシングを状況によって。
やる気間満々のヤツはニンフよりもドライの#10スティミュレーターに襲い掛かってくる。


サイトフィッシングではニンフをけっこう選んでくるので、#12カディスラーバと#16フェザントテイルを使い分けて対応。


近くのOreti Riverより水量が多く流れも早いこの川で、55cmを超えるレインボウをシングルハンドでランディング持ち込むのは簡単ではなく、掛けてからの安定したファイティングのテクニックが求められます。リールのドラグと自分の足をフルに活用して魚を追いかける。




Didymoは残念だけど、荒涼としたこの川でビッグワイルドレインボウとやり合うのが好きで、気に入ってます。



1月末には、夏になってから渇水気味だった、11月にチェコニンフでいい釣りをしたレインボウの川の水位が雨で少し回復したタイミングで釣行。





相変わらず川の宝石のような美しいレインボウが5本ほど出ました。

50-54cmの3-4lbクラスと型揃いです。





12月に好調だったMatauraは、1月下旬の大雨で大増水。リバーフローが20(m3/sec)から750(m3/sec)くらいまで一気に上がりました。とんでもない増え方です。その後50(m3/sec)くらいの釣りが出来る水位に下がるまで3週間くらいかかりましたね。


水位が下がっも増水前とは状況が変わってしまい、ライズする魚は少なく、サイズも落ちました。
現在は状況が好転してきていますが、2月の後半はあまり良くなかったです。
この川に関しては、1日長い時間やるよりも、短時間で頻繁に釣行できるように近くに住みたいと思う今日この頃です。




そして2月20日の月曜日、イブニングだけやろうと昼過ぎから釣行したホームリバーからの帰り道。車をクラッシュしてしまい、愛車CR-Vを潰してしまいました。

廃車です。。。


わき見運転ですね。通いなれたルート上のとある右コーナーを通過した後、窓の外を見ていてステアリングを戻すのが遅れてしまった。100km/hくらいのスピードで、急に車が右に向かい過ぎているのに気付いいて、ハッとしてクイックに、シャープに左に切りすぎました。リアが滑ってドリフトして、右にカウンターを切ってグリップを取り戻すとすでに車が左を向いているので今度は左に向かって、さらに右に切って何とか立て直そうとしたんですが道路の左側にコースアウト。こっちの田舎の道によくある、道路のトラックとファームのフェンスの間が掘れている溝に車のリアが落ちてしまい、完全にひっくり返って、さらに1/4回転して運転席側が下、助手席側が上で止まりました。全部で3/4回転したわけですね。
通りがかった親切なKiwi女性が2人、助手席のドアをもち上げてホールドしていてくれて、自分で這い出すことができました。コースアウトしたときにはすでにかなり減速していたので、かすり傷ひとつなし。横方向に回転したものの、前後方向のインパクトはなかったのでむち打ちもなし。幸運にも本当に無傷でした。

その後ポリスに連絡して、事故車の事後処理など、すべてが片付くまでにはいろいろとストーリーの続きがありますが、長くなるのでそれはいいとしましょう。


トーイング会社によって街まで運ばれてきた愛車です。
2012年の9月、SydneyからAucklandに移り住んで、最初の週末にすぐに買って、それからちょうど10万キロ乗りました。このCR-VでAucklandからDunedinに引越しもしたし、本当にどこに行くにもこの車で、コイツのおかげで今までいろんなところに釣行することができました。
さすがにかなり古くなってきていて、今年あたり車を乗り換えようと思っていたのも事実ですが、こんな形であっけない幕切れになるとは思いもしませんでした。

大事に乗ってきたから、あんな事故でも最後まで自分を守ってくれたのかもしれませんね。

”Thank you.”

というより他ないです。

車がなくて2週間釣りにも行けませんでしたが、現在は新しい相棒を得て、またフィールドに復帰しました。




またしてもCR-Vなんですが、前車1996年の1stジェネレーションモデルから、2003年の2ndジェネレーションに。2.4L I-VTECホンダパワーです。

同じくらいの値段のスバル・フォレスターの2ndジェネレーションモデルとどっちにするか迷いましたが、車中泊する時にセミフラットになるCR-Vのシートアレンジが便利で使い慣れてもいるのと、床下のクリアランスの高さで再びCR-Vを選びました。




この新たな愛車で早くもいろいろなところに出没して、




先週末は、しばらく行けなかった今年お気に入りのSouthlandのレインボウの川にも行ってきました。




天気が悪くて寒かったですけど、相変わらずレインボウはデカくストロングで、釣りの方はまあまあエキサイティングでした。

 

ベストフィッシュはこの58cm、5lbのジャック。強烈に引きます。


とまあ、こんなわけで、最悪の酷い天気の夏~車の事故といろいろありましたが、何よりもこうして怪我もなく、また釣りに行けることに感謝しないといけませんね。


今年はブラウンのいいヤツはあんまり釣ってません。そもそもOtagoの川にほとんど行ってないですからね。Southlandばっかりです。ホームリバーも全くよくないので、今シーズンはホームリバーになっていません。

もう残り1ヶ月半となってしまった今シーズンですが、安全第一の釣行を心がけます。

皆さんも車の運転には十分に気をつけて。

それではまた次回!



Tight Lines!

Farewell to 2016, Christmas Holiday Fishing Trip ③

As a matter of fact, I was not sure when I finish this fishing trip because I was on a long holiday.

The problem was I was nearly out of food but there was no supermarket in Mossburn, used to be one  but had been shut down. So on the Day 5, I talked to the manager of the motor camp and he told me that there was one in Lumsden, another town 20km down Mossburn. Therefore, I decided to stretch this fishing trip two more days and drove down to the town to buy some food before I got to the river.


Day6

In this morning, I tried the Oreti again fishing upstream the same beat where I caught a nice one in the Day2 morning.


I kept casting about 4hours covering distance of 1.5-2km with higher concentration.
I only saw a wounded very skinny fish on the edge and that was all, caught absolutely nothing, didn't have any chance.

River flow was getting very low, and I came to the conclusion that fishing the Oreti was not productive at all at the moment.


"Now, I have to decide where to fish, what to do."


There was a river which I fished at the end of last year's Christmas fishing trip and I caught a nice rainbow. I did not spend much time for fishing the river then. Maybe I just try the river again from another access spot, and if not good, lake fishing could be an option.



I found and took this access, one down from the access where I took to fish last year.



I had to cross this wide green. That's all right, I don't mind. Better than the Oreti's walk only zone.



Just at my second or third cast, a big rainbow smashed my Green Caddis Larva in this run!



A beautiful 4lb. hen. I chased this very strong fish further downstream to land.

A manuka beatle and a lady bug came out from her stomach. She seemed to be feeding terrestrials even though she bit my caddis larva.



Manuka beatles were here, there.



I changed my fly to dry #14Royal Wulff, one of the most typical NZ's summer flis that can gererally imitate any terrestrials.

I was expecting the next rainbow soon take this dry but not.




This is quite a big river, lots of water volume, mostly riffly fast runs like this in this section, not many pool exists.



And also, one of the worst didymo affected rivers, unfortunately.



When I came across this big spot, I felt something good because this was the only good curve in this section. Nice slower flow inside the bend and nice depth in the run. What I felt was like If I had been fishing the Oreti, fish must have been here, no doubt.

Although I made my Royal Wulff drift down in the slower water closer to myself, along the riffle and then on the riffle over and over again, no fish rose up.

But I still believed that there must have been fish in this spot definitely, didn't feel feel like walking away. So I changed my fly back to dry&nymph again, to my go-to set up #10Stimulator&#12Green Caddis Larva.



And it happend at my second cast after changing fly as I dropped the rig in the slow moving water next to the riffle.

I first thought I hooked up a big rainbow again, but in the middle of fighting, I could tell this was not a rainbow, a big brown because of its slower but stronger run and its characteristic head shaking action.


 
It was an unexpected encounter with this big brown.



Over 6.5, nearly 7lb. Jack, 25 inchs in the length.


 
A stunning brown lies on didymo river bed.



This is my best fish of this season so far. He took my #12 Caddis Larva.



I kind of struggled to fish in the first 5 days in this trip, but my efforts finally paid off holding this beauty in my hands. Yes!!!

After 90 mins fishing another spot, I came back to the same spot again because of my hunch that the spot was still holding another fish.



And I proved it by myself! Another one put a good bend in my rod.




4.5lb. hen on the same caddis fly.


 
Having a good and sharp hunch is always important to be a good fisherman I think.


 
The end of Day6.



All right. Tomorrow will be the last day. Maybe I just explore this river half a day again, and then  on my way back to Dunedin, stop around Gore to have some evening rise fishing to finish this trip.



Day7


Weatherwise, the last day was the best. According to the forecast, it was gonna be a long fine spell today. Although it had always been windy during this trip, I finally had a nice and calm morning.
So I drove straight to the same river.



Got a first fish on!




Nice 3lb. jack.





The second fish was another jack of the same size.
Quite good average size rainbows in this river.


 

And then, the third fish was a brown, 3.5lb. hen.



Lovely fish!



Fun to tour the new water.



I'm in again with the 4th fish!



18 inches rainbow on dry.



After 1PM, I felt fish stopped feeding.


 
My Loop Evotec is always a perfect all-rounder when fishing large rivers like this as well as still waters.


.
Well, Good time to stop fishing here. I just walked back to my car, had some break and got on my way back to Gore.


In the evening, I fished the same beat as I did on the Day1 in this trip out of the lower Mataura.



My Scott G2 905/4 was chosen to end this fishing trip because I hadn't fished any on this rod in this season yet somehow. So why not give it a go to come into play.



And did a good job for me!



I caught three fish on dry all in good size range of 18-20inches. 

Just lost one fish getting 5x tippet broken.

I think my matching the hatch for the Mataura has now been improved. There're still a lot more to refine but way better than before.



Caught seven fish all together today. I was pleased at having the best day for the last day of this long trip.


Thought after the trip

I was expecting Oreti River to be the highlight of this trip, but at the same time, I knew it was not a easy river so fishing was gonna be harder.

This time, I tried to explore new parts out of each river where I had fished at least once before searching for a better spot. If I hadn't done it, the successes on the Day6 and 7 woudn't have happend. And in that way, I thought I had a reasonably good fishing. It always takes time to bring everything into play to be able to fish when fishing on the waters where you don't know about very well.


Now that we are already in new year 2017, I have to catch my new year fish during the rest of my holiday.

What's gonna be my first fish for 2017?

Happy New Year and Tight Lines!!

Farewell to 2016, Christmas Holiday Fishing Trip ②


Day4

A storm hit this area in Southland this early morning, not with a heavy rain but with a big wind. I had a small cabin, so not too bad but would have been so bad If I had been in a tent. So I wasn't sure if I could go fishing today.

I picked up my guitar and had some play with it waiting for the storm get gone. And around 10am, big wind died out, still so windy but not like a storm anymore.

I decided to try to fish some part of the upper Mataura, around Athol or Parawa?
There was nothing to do around here other than fishing anyway. Why not get back on the water!


I left the moter camp to get on SH94 to Five Rivers and then SH6 towards Queenstown.

I turned in the main access road to the upper Mataura at Parawa, had never been here before though.

I saw a river ranger from Fish&Game while getting ready for fishing and had my licence checked. He came up from downstream and told me that he saw 3 anglers fishing downstream.



The second bridge on the main access gravel road. Fishing upstream from here.


 
As I had fished upstream of Black Bridge above Athol before, I was expecting the Mataura in the same size and similar river configuration, but actually river was much bigger and more like a mountain river sort. Like semi- wilderness fishing here which I really liked.


And how did my fishing day go?

I had a reasonably good day, not like the day before.


Fished on the first one as soon as I started.



Nice and beautiful 2.5lb fish on a dry.



In this stretch, I spotted a good one on the edge just under my feet.


Like 22 inches fish?

Although this brown once rose up to my dry and took it, I couldn't hook up.
She refused all the other dries that I presented to but twice again got called up by the same dry that she once took. Then I had a hunch that the colour was right but something else that I need to change.

Maybe the size?

I tied on a smaller size dry fly in the same colour and the similar shape on 4X tippet.



It worked actually. She got called up to the surface again, rose quickly and did a good take! Got hooked up completely.



Nearly 23inches but skinny. I didn't weigh because she was not a fish for the weight.

Thank you for the exciting sight fishing game.




Another good one sight fished on a nymph.



Sooo windy.



But I enjoyed fishing the new water for myself out of the upper Mataura.



Day5

I spent another day to fish the upper Mataura as I found this part of the river such a pleasant place to be.



So many fly fishermen were out on the river today. I first took an access at the first bridge on the main gravel road and fished upstream but caught no fish in the first 3hours.

After lunch, I drove downstream searching for another river access. Actually there were quite a few sign posted anglers access on the road but I saw anglers vehicles parked at each access point. I just kept driving downstream and found no car parked at an angler access sign, a little upstream from the third bridge on the road.



Hmmm, my Simms Sun Gloves have nearly been worn out again. These are already the third pair tough...


There were too many large cattles on the river bank upstream of myself. I walked downstream first to get away from them because they were stepping down slowly but steadily to myself. I didn't want to be attacked, they can be quite attacky sometimes.

 There was a wide and very shallow flat on the true right hand side and some brownies were taking willow grubs off the top.




Before I used a willow grub fly, I dropped the same small dry as I succeeded on the 23inchs fish the day before in front of this fish at long range. She found my dry, came closer, stared, emerged and took it! Everything was visible. It was a very exciting sight fishing game again even though she was another skinny fish just like yesterday's one.
 


These were what I took out from her stomach.



Willow grubs, water boatmen and tiny snails.


And no other willow grubber took the dry fly, even my willow grub fly either.

After all, except a wee brown that I caught on a dry in the evening, I could catch no other fish on the day. Just one brown I spotted and tried to sight fish touched #18 PT Nymph but did not get hooked up. That's all.



The end of the day.


In the upper Mataura, most larger fish were skinny. And almost no fish rose to the mayfly hatch like the lower Mataura. Maybe, not much mayfly hatch occurs during summer in the upper reach. Actually no mayfly came out from their stomach at this time. It is a beautiful river, lovely place, so it would be memorable experience to be fishing here, however I personaly and preferably would like to enjoy fishing the lower reach for matching the hatch. It's the same Mataura but a lot different between the upper and the lower part as far as I know.


I think I should try the Oreti once again tomorrow morning, like half a day and then try a different river if the Oreti is still too hard to catch fish.


Day6-7 to be continued

Farewell to 2016, Christmas Holiday Fishing Trip ①

I have just been back from a week fishig trip 24-30Dec in Southland.

So here is the digest looking back the week.

Day1

Before I got to Mossburn where I had my base camp this time, I just sept half a day on the lower Mataura again staying at Gore for the first night.


Strong southerlies continuously blew up from downstream and no hatch occured. So fish kept heads down at this spot.

"No fish will rise in this windy condition." this was what I learned about fishing at this flat water spot in the past weeks and guessed so.

I moved and tried a new spot several kirometres down Mataura township.

In this part, the river goes more like winding and high bank on the other side. It looked kind of sheltered from the bad wind and I thought it was worth trying here. A nice and quiet spot.



  

At the very end of the day, a few fish finally rose up and I caught two of them weighed range 2-2.5lb.on #16 CDC Emergers.






Day2


I drove to Mossburn and fished the Oreti, not the upper Oreti but several km upstream of the town. The gate on this accsess was temporalily locked up for some reason when I came here in the Christmas time last year. So I hadn't fished this beat before.



Within an hour from the start, I hooked up the first fish! Strong fish!!



Yeees!



I was using Dry & Dropper Nymph Rig, #10 Stimulator for the dry and #12 Tungsten Beaded Caddis for the nymph. He took the dry at just under the drop off.

 


Nice and strong jack brown over 5lb with huge fins. Cool fish!
Lengthwise, just a mere short of 24inches, like 59cm.



At this time, I thought it was gonna be a good fishing day, but actually it went harder. Absolutely nothing for the next 3 hours and stopped fishing to check in the moter camp.



Here I come again. My favourite holiday park Mossburn Country Park.



After checking in, back on the water again. From the same access but went downstream to explore new water.



The sky beautifully cleared up in the late afternoon but nothing happend. Southerlies didn't stop to the end of the day so it felt like colder than it looks in this photo.



Manuka beatles were out there. These are one of those insects who remind us( fly fishermen in New Zealand) summer.



Day3


I fished the upper Oreti walk only zone, the beat directly upstream from the bottom of Oreti Rd.

When I arrived in the disignated car park, somebody's vehicle was already there parked at the Patterson's Bush Beat sign boad which was the further upstream beat. Whaao tough guy! I never choose the beat when all beats are available though...
And when I was just about to start walking, another fisherman drove in and took downstream beat.



Yes, start walking!



Been a year since I fished this beat last year.


 
River flow was slightly lower than last year when I was here. And very clear.


 
At most of the spots where I saw fish last year, I could spot some fish again but had no chance to take any one of them.

I caught nothing in 5.5hours fishing session. Soooo hard...

As I walked back to the car park, the angler who came after me and went downstream came back, too. He said he got one hooked up on a nymph but lost it, and another one came up to his dry fly but didn't hook up.



After having lunch break, I moved and took an access from Centre Hill Rd.
This was the beat where I caught my first Oreti brown a year ago. Not the walk only zone but I actually like this beat.

Before I left the walk only zone car park, it was turning more windy. So no one was here when I got down this beat and it was already too windy to start.

But I still wanted to fish the Oreti and tried for 1.5hours, but eventually gave up finding the condition unable to make good casts.



I drove to a small river near Mossburn to finish the day but was able to catch a wee brown only.



That's all right! Tomorrow will be another day.


I still have 4days left but the Oreti may have been too hard to catch fish. Maybe I should try another river and see how it goes..


Day4-Day7 to be continued

        
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