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SWEET GREEN LAND Ⅱ

A purist for fly fishing in the South Island, New Zealand

Back on Rivers

今回は2週分の釣行の様子をまとめて。

先週はまず近場のダム湖の様子を見てみたかったので、ホームリバーへ向かう前に立ち寄ってみることにした。


Dunedinから1時間強のドライブで到着。天気は良かったのだが、予報通りに東風が強い。


 
強風で釣りになりそうなエリアは限定されていたが、とりあえず2時間ほどはやってみた。



レイクエッジをクルーズする魚は全くいないし、水面での動きもない。



ダメかあ~、あきらめてホームリバーに行こう。



今年は例年より2-3週間早く釣り可能な水位まで下がってきたホームリバー。
ただ問題は毎年釣りのポテンシャルが落ちてきていて、特に昨シーズンはめっきりと魚の数が減ったと感じた。サイズに関してもいい魚が出なくなっている。ホームリバーと言いながら、昨シーズンはこの川がこのブログにもほとんど登場しなかったのはこれが理由です。



この日3-4時間を費やして、35㎝くらいのブラウンが2本出ただけだった。去年同様の残念な立ち上がり。この川がこれほど釣れなくなるとは、初めてこの川で釣りをした2014-2015シーズンには考えられなかったことだ。



翌月曜日は午後の遅い時間に軽く2-3時間やるつもりでDunedinより北にある、近場のサイトフィッシングリバーへ。
この川も昨シーズンは全然ダメでした。見える魚が本当に減ってしまった。ここは数は出ないけど、5-6lbクラスは当たり前のサイトで釣るにはいい川だったのに。




今年は冬の間に洪水もあったので、余計に心配な状況でもある。橋脚に絡み付いた大量の流木がその激しさを物語っています。



この日も3時間の間に目視できた魚は2匹のみ。もうあきらめて帰ろうと思っていたらこの40㎝ちょっとくらいのがポツリと釣れた。太くてよく引く魚ではあったけど。。


Lost Rivers-South Island New Zealand  南島の失われた川ですね。

今書いた2本の川はこのLost Riversには含まれていません。つまりこのリストに入っていない川であっても、それはまだ結論付けるには十分な情報が揃っていないというだけで、実際には劇的に魚が減っているんです。この2本の川をよく知る人間の一人として、自分自身の視点から言わせてもらえば、この2本の川もLost Riversに加えてもおかしくないと考えています。今シーズンは自分にとって、それを判断しなくてはならない時間でもあるんです。

特にChristchurch-Dunedin間の東海岸には、面白い釣りができそうだという期待感が持てる川はもう1本もないのかもしれません。

非常に残念ですが、いや残念では済まされない、今のNZで起こっている現実です。



このように釣りに関しては明るい話題の少ない昨今ですが、この週末は今シーズン初のSouthland釣行。久しぶりにSH1を南に走ります。

当初のプランでは先にOreti Riverから始めるつもりでしたが、なぜか携帯の目覚ましアラームが鳴らずに1時間半も出遅れてしまった。そこでまずMataura Riverから入るプランに変更。

ライズする魚いませんでしたが、それでもCDCクイルダンでまあまあサイズを2本と、最近はまっているウエットフライ(ソフトハックル)のスイングで小さめ4本をネットインしました。ところが誤って写真のデータを消してしまった。

2時間でMatauraを後にし、Mossburnに向かう途中、今までやったことのなかった川にもトライしてみるものの魚が全然見えずに不発。最後の3時間くらいはOretiでやろうと思っていたのに、3時半に到着した時にはとんでもない強風が吹いていて、川に立つこともままならないほど。1時間ほど車の中で待ってみましたが強風は一向に止まず、さすがにあきらめて早上がりとなりました。結局モーターキャンプにチェックインした後もビュービューと夜通し吹き続けていたので、早上がりして正解でした。

これじゃあ釣りどころじゃないよ~。明日は風止んでくれるんだろうか?


月曜日の朝目覚めると風はすっかり止んで静かになっていた。

よかった~。これなら釣りができるだろう。

よし、今日こそOretiで釣るぞ!

8時に準備を済ませスタート。



よーし、行くよー。

久し振りにこの川に戻ってきた。やっぱりいいなあー。

ここでの釣りはいつも厳しいけど、また来たくなる。そしてこの川に来ると気合が入る。
ここはそういう川なのだ。

今年のSouthlandの状況はというと、10月に入ってから降雨量が少なく、ほとんどの川がこの時期にしては水が少ない。Upper Oretiに関してはすでに夏の水位と変わらないくらいだ。

去年の初Oreti釣行は10月最終週でリバーフローは8.5-9(m3/sec)、まだ雪代が入っているようなうっすら濁った水色だった。今年は去年より2週間早い釣行で、すでに6.5(m3/sec)とローフローで水色はクリアーだ。

さあ、どうなんだ?



期待と不安が入り混じったスタートだったが、初めてから15分くらいでファーストフィッシュ!

思惑通りのスポットで食ってくれた。



4.5lb、55㎝。Oretiにしては物足りないサイズだけど、他の川だったら十分いいサイズ。

まずは幸先よく、うれしい1本。


2本目も同様なサイズだったが、カメラを用意中にネットから逃亡!

なんだよ~、写真撮らせてくれよー。


そしてここは絶対出るとにらんでいたスポットに差し掛かる。過去にも釣っていて実績もあるし、今の水位ならここにいないはずはないと思う。



そして狙いは見事に的中!対岸のバンク下のえぐれに張り付いてグングン流れを上っていく。先の2匹とは異質のパワー。


 

66㎝あるけど、ちょっと細身なので6lbのOretiブラウンでした。


 

青味がかったリバーベッドの石と全く同じような色の頭をしている。



このあたりからゲームは俄然ヒートアップしてきたが、釣り始めてからまだ2時間もたたないのに調子よく3本釣れて余裕も出てきたのでちょっと休憩。意味もなくギアの写真など撮ってみたりしながら。

このあとしばらく何も起きない時間が続いたが、この川がストレートなセクションはいつも釣れないことが多いので場所の問題もあると思う。

折り返して戻りながら、さっき6lbが出たポイント近くにもう1か所ある、やはり絶対出るはずのスポットのことを考えていた。さっきは不発だったが、ちょうどその時は太陽が雲に隠れてしまって川の微妙な水深の変化が良く見えず、核心部を流せていなかったかもしれないと少し気になっていた。あれから2時間くらい経過しているし、今は光も差している。時間帯でガラッと魚の反応が変わることがOretiではよくある。

よし、あそこをもう一度やってみよう。

そして答えはあっさりと返ってきた。



1投目だったか、2投目だったか忘れてしまったが、すぐに6.5lbがきた。



63㎝と3本目より長さはないけどコンディションがいいのでウエイトはある。



やっぱりいたんだな~。


そして全く同じスポットから次の1投で再びフィッシュオン!



でたー、7.5lbのストロングフィッシュ。太さとヒレのデカさがヤバイです。



この魚はフッキング直後から対岸に向かって走るパワーがそれまでの魚とは違っていた。
長さは65㎝のOretiらしいブラウンです。

やはりタイミングですね。こんないいヤツが2本もいたのだ。



結局5時間このビートを釣って、7.5、6.5、6、4.5lbx2と5本のブラウンをすべてミスなくランディング。2本目の4.5lbを除いて、すべての魚を狙い通りのスポットから引き出すことができた。久しぶりに納得のゲームで上出来です。



実は4本目の6.5lbの魚持ち写真を撮ろうとしたときにカメラ水没事件が発生して、本来ならかなり凹み気味なはずですが、そのあとすぐに7.5lbがきて、ビッグブラウン連発の興奮がカメラ水没のショックを上回ったような、もうなんだかドタバタな気持ちで歩いて戻ってます。


(ここからはサブのカメラなのであまりいい写真撮れてません。)



今回はシーズン初のSouthland 釣行ということで、いろんな川の状況を見て回りたかった。
この後は好調のOretiで別のビートを釣ってもよかったが、去年よくビッグレインボウを釣りに来た川の方をやってみることにした。



この川はちょうどいいリバーフローに下がってきたところで、水位の面ではベストな状態。
夏はDidymoがひどくなってしまうが、今はまだそれほど酷くない。
Oretiが良かっただけに期待していたが、反応は意外にもよくなかった。



それでもニンフを#12カディスラーバから#16メイフライニンフに変えて、何とかフィッシュオン。




53㎝のいいレインボウをキャッチして釣行を終えました。


初日のとんでもない強風、カメラ水没といろいろあった今シーズン1回目のSouthIsland釣行でしたが、ブラウン、レインボウともにいい魚を捕れて釣果の面では大満足でした。

自分自身、Oreti Riverを釣るのは3シーズン目で経験値は大したことはありませんが、それでもなんとなく自分なりのOreti攻略法みたいなものはあって、今回もそれに基づいた釣りを展開しています。それはフライのセレクトどうこうというよりは、できるだけアングラーにアプローチされなれていない個体を狙うこと。そういう魚はどこにいて、いつアプローチすれば食わせることができるのかといったものです。ここのブラウンはものすごく高いアングリングプレッシャーにさらされていますが、それでもエサを喰って生きているわけです。なのでアプローチするタイミングと、狙いを定める個体の選択がとても重要だと考えています。


釣行のコストをできるだけ抑えようと、近場をウロウロしていてもなかなか面白い釣りができなくなってきているので、北に300㎞走ってMckenzie High Countryのエリアに行くか、逆に南に300㎞走って今回のようにTe Anauエリア行くようなパターンの釣行が増えてきている今日この頃ですが、無事に帰ってこれれば運転はそれほど苦ではないので、どうせならエキサイティングな釣りができた方がいいですね。Dunedin在住だと1泊2日あればどっち方面にも行けるのがいいところなのです。また、インランドに300㎞走ればWanakaエリアもあるので、今シーズンはそっち方面も開拓するつもりです。

それではまた次回!


Tight Lines!!
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Cast into the New Season

いよいよ新たなシーズンの幕開けがやってきました。今年は10月1日が日曜日に当たり、日、月が休みの自分にとってはパーフェクトなカレンダー。

しかし釣りに行ったのは解禁になった川ではなく引き続き9月と同じレイク。その理由としては、9月は雨が多かったためにまだほとんどの川は水位が高すぎる状況だったこと。釣りになりそうで、かつ面白そうな川がほとんどなかったんですね。またこういう釣りになる川が限定されてい状況下では、同じ川にアングラーが集中しがちでもあること。そしてこの週末は雨の心配はなさそうでしたが、北西の強風になりそうで、9月に釣り込んでいたレイクのポイントではこの風向きは背後からの風となるために、予報通りに吹いてもなんとか釣りになるのがわかっていたからといったところです。


 
まず向かったのは爆釣スポットのリバーマウスではなく、先々週に雨の中で4本を釣ったもう一つのレイク。



前回は雨の中だったので、このレイクの美しさが伝わらなかったかもしれませんが、ここはとても美しいレイクなんです。自分が訪れたことのあるNZのレイクの中でも、景色の綺麗さという点では最高の場所の一つです。


 
なんかスイスあたりの山のレイクに来たのかと思ってしまうような美しさ。

ただここに来るとそのあまりにも美しすぎる景色ゆえに、釣りって感じがしないというか、「ハァーーッ」となってしまって、「釣ってやるぞっ!」という闘志が湧いてこないようなところがあります。

このブルーの水も魚がいるような感じがしないというか、釣りの湖ってもう少し色が笹濁っていたり、水の匂いがあった方が生命感がありそうな感じがするじゃないですか。なにかあまりにもサラッとしすぎているんですよね。

でも実際には魚はかなりいて、小~中型のレインボウが中心ですが、けっこう釣れるレイクです。



この日も釣り開始早々に40㎝クラスのレインボウが反応。魚の捕食音も聞こえて釣れそう。



前回紹介したSICガイド化されたMystic Reaper 690-4をパフォーマンステストに持ってきたので今日はいつものLoop Evotecはお休み。



さあ、どうかな~?楽しみです!



インターミディエイトのヘッドにシルバーマーチブラウンのデッドスローリトリーブでフィッシュオン!




スイッチロッドにきたファーストフィッシュを上回るサイズをキャッチ。


結果から言うと、ロッドのパフォーマンスは劇的に向上しました。

特に顕著なのはバックキャストのラインスピードが上がったこと。

ダブルホールで、バックキャストのスイングを振り切ってロッドを止めた瞬間からロッドは後ろ向きにベンドし始めます。スネークガイドの場合、ロッドが後ろ向きに曲がるとフライラインが何か所ものガイドのラッピングのエポキシコーティングにベタっとタッチしてしまって、これがバックキャストのラインスピードを大きくスポイルしてしまいます。この問題が解消されたSICガイド搭載のロッドではバックのラインスピードが大幅にアップし、あっという間にシューティングヘッドをトップガイドの外側まで出してバックループのシェイプを整えることが可能になったので、フォルスキャストの回数を減らしてもいけると感じました。例えば今までフォルスキャスト3往復でラインの長さとループの形を整えてからシュートしていたとしたら、このガイドシステムでは2往復でシュートでも大丈夫です。



もう一つ。前回も書きましたが、ループトゥループ接続部の当たり感を減らしたいという問題。

これに関しては軽減されたというより、気になっていた引っ掛かり感はほぼ消え失せてしまいました。わざと引っ掛けようと超スローに引いてきてもほとんど当たり感がないくらいです。線径の細い針金だけで、言ってみればガイドリングの入っていないフレームだけのガイドであるスネークガイドでは、その表面にハードクロームやチタンコーティングを施したところで、ラインシステムに凹凸があればそれが引っ掛かり気味になってしまうのは物理的にも当然のことで、比べるまでもないのかもしれません。この問題に関しては、ただSICガイド化しただけではなく、ラインができるだけ各ガイドリングの中心近くを通るようなスペーシングとサイズ選定の妙というか、ガイドのセッティングが重要となってきます。今回はプロジェクト半ばでサイズ変更をしたおかげで無駄なガイドを買ってしまったりもしましたが、期待以上のパフォーマンスを引き出すことができたので、そこまでやった甲斐はあったかなという感じで満足です。

僅かな引っ掛かりを感じるのはリトリーブバックしてきて、トップガイドを通過するときのみ。トップガイドを通過するときはラインに角度が付いているので、これは仕方がないでしょう。トップガイドを通過してガイドシステム内に引き込まれてしまえば、ガイドやライン接続部の存在をほとんど気にせずに至近距離でのバイトに集中することができます。これは実際に魚を釣るためのフィッシングロッドの性能といてはものすごく大きな差だと考えています。

また魚を掛けて寄せてきて、ランディング体制に入って、リーダー接続部がトップガイド内に入ってから再び魚に走られてという状況。この場合、ラインに強いテンションがかかってロッドがベンドしているので、ラインはガイドの円の外側(ブランクスの反対側)に強くこすり付けられており、ライン接続部はゴツゴツとスネークガイドの針金に引っ掛かりますよね。
ティペットが切れやしないかと正直怖いわけですが、はるかに安心感のあるファイトができるようになりました。雲泥の差と言ってもいいでしょう。

まだまだいろいろあるんですけど、フライロッドのスネークガイドについては言いたいことがあり過ぎて、語り始めるとエンドレスになってしまいそうなので、また機会を改めて釣行の記事とは別に書こうかと思います。


2本のレインボウをキャッチした後、この調子ならかなり釣れると思ったら、風向きがが変わって、さらにはこのレイクでは初めて経験した完全無風の凪になって魚の気配がすっかりなくなってしまった。完全にこのエリアから魚が抜けてしまったように感じた。

場所を移動して別のスポットにもトライしてみましたが全く反応なし。
このレイクに見切りを付け、Twizelのキャナル、先週の終わり間際にブラウンを1本釣ったフィーディングのポイントも不発に終わりこの日は終了。敢えて爆釣リバーマウスには手を付けなかった。あそこは明日やればいいだろうということで。


先週は強行日帰り釣行でしたが、今週は泊まり。翌月曜日は前日温存したリバーマウスに直行した。


今週はこんな感じ。実はこの一週間の間に再び増水したんですね。前回自分が釣りを終えた日の夜に一気に増えて、前回の増水以上の水位まで一旦上がって、それが下がってきて先週とほぼ同じ水位 といった状況。

今日はすでに北西の風が吹いている。たぶんこれから風が強くなってくるだろう。何時までできるかわからないので早めに結果を出してしまいたいところだが。

釣り始めると、フッキングに至らなかったものの、ファーストキャストから2連発でバイトがあって水中のフライの近くに魚がいるのがはっきりと感じられる。


 
3発目のバイトはしっかりフッキングしてファーストフィッシュをキャッチ。


 
ここから先週同様に40-50㎝くらいのメスのレインボウばかりがコンスタントに釣れて、最初の2時間弱で7本をネットインした。



朝から気持ち良くロッドが曲がる。



魚は文句なしにキレイなのだが、50㎝止まりでサイズが出ない。



それはウエットフライでも釣っても同じ。

もうかなり釣ったのでちょっと休憩。



自分のレイクフィッシングの標準タックル2セット。

スイッチロッドがSCOTT L2H 1106-4にラインはRIO Scandi Short VersiTip 320gr。インターのティップを使うことが最も多いです。このヘッドのインターのボディも持っていますが、普段釣りをするNZのレイクはシャローレイクが多いです。だからFのボディ+インターティップ+フロロカーボン12ftリーダー+フロロカーボンティペットでほとんどの状況をカバーできます。Scandi Shortは初期のモデルなので、低伸度CONNECTCOREテクノロジーでアップデートされたものではないですが、いまだに使いやすいラインです。
この他には日本に帰国した際に追加した、SA Atlantic Salmon ShortのINT/CLR SWT340grですね。

シングルハンド6wtのラインはSA OH&D(シングルハンド)の6wt(14g)のF,INT,S1/S2の3本を使い分けています。最も多用するのはINTです。ただしS1/S2のみ1つ上の7wt(16g)を買って、これの太い側をカット(たぶん50‐60㎝程度)して15gに調整して使っています。シンキングはちょっと短めで少ないフォルスキャストの回数でシュートしてしまった方が扱いやすいし、Dループのキャストも投げやすくなるので。基本的にSA OH&Dシングル用は、どのシンクレートももう少し短い方がシングルハンドスぺイは投げやすいのではないかと思います。


 
マラブーはウーリーバッガーですが、ボディはシェニールではなくニンフダブで、フロントにソフトハックルも巻いているのでウエットっぽいウーリーバッガーですね。これはTMC760SP #8に巻いたちょっとコンパクトに仕上げたバージョンですが、TMC5262の#6-10でよりストーリーマーっぽく巻いたバージョンもあります。オレンジは春先のスポーニング絡みの魚がいる状況ではよく釣れるカラーで、北島のレイクでもそうでした。この2色の他には、ブラックとベイトフィッシュカラーのグレーや白っぽいものなども使います。



休憩後もバイトの数は減りながらも釣れ続き、風も予報通りに強く吹きましたが、先週同様に自分の右後ろ、または背後からの風向きでどうにか釣りを続行することができた。




また、この日は釣りをしている間に流入する川の水量がどんどん減っていき、レイクの水位も下がっていった。



久し振りに水没していたサンドバーも見えてきた。



結局この場所で15本をキャッチ(小さめのブラウン2本を含む)して、最後はいつものブラウン狙いのポイントを1時間ほどやって終わりにすることにした。



そして釣れたんですが、この日はこの場所でもブラウンではなくレインボウ。太くてよく引く魚ではありましたが。



トータル16本をキャッチしてこの日の釣りを終了。

数的には再び爆釣しましたが、同じようなサイズばかりで、これと言って印象に残る魚は出なかった釣行でした。それでも風を除けば天気も良く、景色もきれいだし、冬の間に手を加えたロッドのテストも出来て楽しい週末でした。

5週も連続で通ってしまった片道2時間半もかかるレイクでしたが、サイズも落ち着いてしまったことだし、ひとまずこっち方面のレイク通いはひと段落をつけて、来週からは川に出ようかと思います。自分にとっては実質次の週末が解禁ですね。この一週間で毎年行くいくつかの近場の川の水位も下がってきていて、次の週末は釣りになりそうです。Matauraもこのまま追加の雨がなければいい水位まで下がってきています。あとは10月から川と一緒に解禁になる比較的近場のブラウンオンリーのダム湖もやってみたいんですね。最近はレインボウばかりでしたから、いいブラウンが釣りたいですね。

さあ、2017-2018はどんなシーズンになるんでしょうか?

それではまた次回をお楽しみに。


Tight Lines!!


Countdown to New Season

こんばんは。引き続きレイク通いです。

先週は濁りで完全に終わっていた爆釣スポットの水位が落ち着いてきたので、再び様子見に。


9月の2週目まで。


先週(3週目)


そして今週(4週目)
まだ水位は高く、濁りは残っていますが、ここまで回復した。考えようによっては、澄みすぎよりはむしろいいということもあり得る。


さあ、どうなんだ?

爆釣か、あるいはまだダメか?

どちらかのような気がするが…


開始から2投目でバイト、フィッシュオン!!

しかし、すぐにフックアウトしてしまった!

まあまあの手ごたえだったのだが。。

やっぱり爆釣か?!

しかしながら、この後バイトが続かない。

なぜだ?

45分を経過しても2発目のバイトが来ない。

しばし手を休め、状況を考察する。

1発はきたのだから、魚はいる。

魚のポジショニングが変わったか?水量も違うことだし。

リバーマウスからより離れる方向に少し移動してキャストを再開してみた。

するとようやく2発目のバイトがきた!が、またしてもフックアウト!

クソ~~

少し状況が見えてきた。やはり魚が動いたようだ。

フライ(マラブー)のカラーをブラウンからオレンジに。濁りが残っているから派手目のカラーでいってみよう。

そしてようやくこの日のファーストフィッシュをキャッチ。


まずは小さめで45㎝ないくらいのコロンとした体形のメス。

2本目も同サイズだった。



3本目は長さはあったが、体が曲がってしまっている変な魚だった。えらの後ろの傷跡は鳥に襲われたのかもしれない。



この日一番キレイだったのはこの魚。
ちょうど45㎝くらいだが、顔つき、尾の付け根の太さ、そして大きく発達した尻ビレがよい。


 

パワーもあるいい魚だった。濁りに同化した白っぽい体色ですね。

ここまで釣って、明らかに魚のサイズが入れ替わってしまったということがはっきりした。50-60㎝クラスだった2週間前に比べて、40㎝クラスの中型が中心に。そしてそのほとんどがメスという状況。

自分の予想は外れて、爆釣でもダメでもどちらでもない。



スイッチロッドを置いて、シングルでウエットフライのスイングも試したが、やはり同じような魚だ。



この日は朝から北西の風が強く吹いたが、一応風裏のこのポイントでは何とか釣りが成立した。

自分の右後ろからの強風で、Dループの形が保ちにくいコンディションでした。


結局このスポットで同じような魚を7本釣って、この場を離れることにした。

Daylight Savingが始まって時計の針を1時間進めたので、6時(本来は5時)でもまだまだ明るい。



あと1時間ほどやれるので、夕方風がいい時にはブラウンがフィーディングでシャローに差してくるショアラインのポイントを釣ってみることにした。


 
これが上手く機能して、狙い通りブラウンを捕獲。ちょっと細身ながら、50㎝は超えているだろう。


早々に食ってくれたので、2本目を期待したがそれは叶わず、レインボウ7本、ブラウン1本の合計8本でこの日の釣りを終了。



まあそこそこ釣れたわけですが、サイズが小さめだったり、魚が細かったり、ビミョーといえばビミョーな釣果でしたね。

レイクコンディションが大きく変化した直後だから仕方ないのかもしれませんが。



 
冬の間に進めてきた、Mystic Reaper 690-4のオールSICガイド化プロジェクトがようやく完成を迎えました。

日本に帰国した際にガイドを購入してきたのですが、いざ着手してからもう一度ガイドのセッティングと選定に変更を加えたくなってしまって、ガイドを調達し直したりとあったので大幅に遅れましたが、何とか新シーズンの解禁には間に合いました。

 


ガイド数を9個から10個に増やし(トップガイドは除く)、ただSICに変更しただけではなく種類の選択にはこだわりました。

現存のフライロッドのガイドシステムに対する疑問と自分なりの考え、理論を反映した独自の仕様となっています。

自分のアイディアが上手く機能した場合はシークレットとしておきたい部分もあるので、詳しくは書きませんが、スピニングタックル、ベイトタックルともにそれぞれそのリールの構造上の違いに合わせてガイドの種類やセッティングも違うわけですが、ではフライロッドの場合はどうなのか?

フライの場合、最も特徴的なのは、キャストアウトされるライン、放出されていくラインがリールのスプール上にはなく、あらかじめ引き出されて足元の水面の上に置かれているということです。
そのラインとガイドシステムの位置関係を考えた場合、どうしても改善されるべき点があると思うんですね。



スネークガイドの根本的な構造的デメリットからくる問題の他にも、シングルハンドのシューティングヘッドシステムにはモノフィラの6号を使用してしていますが、そのシューティング性能、リトリーブの釣りでバイトに集中しているときのループトゥループ接続部のガイドへの当たり感の軽減など多くの点で改善が見込まれています。

各ガイド間のスペーシングに関してはSAGEのロッドビルディングのリソースから、SAGEロッドの中ではあまりファーストではないミディアムファーストで、Mystic Reaperに比較的近いアクションだと思われるSAGE ACCEL690-4のスペーシングを参考にしましたが、結果的には自分の所有しているSCOTT G2 590/4ともほぼ同じになっていた。


SAGEのサイト内の一番下、ROD BUILDINGから、古いモデルはGeneration5のZ-AXIS,TCX,99あたりまで遡って各モデルのガイドスペーシングが公開されています。なかなかいいリソースです。



新しい2017-2018シーズンのライセンス。

"150 YEARS OF BROWN TROUT"

今まではアングラーの写真だったのが、今年はこんなブラウンの写真に。

国内では深刻な環境汚染問題が盛んに取り沙汰されるようになった昨今のニュージーランドですが、世界でも有数のブラウントラウトの釣り場としてアングラーを引き付けてきたこの国の川、湖がその存続の危機に立たされている現状を案じる意味が込められているような気がします。

自分自身も川がどんどんダメになっていく様を、釣り人としてひしひしと感じている一人だからです。

SouthIsland Lost Rivers

New Zealand : Polluted Paradise

3年前にSouthIslandに来て、最初のシーズンは良かったのに、今はもう全然釣れない、魚がいない、釣っていても面白くない。そういう川が増えています。

間もなく新しいシーズンの解禁を迎えますが、楽しみで待ちきれないといった感じだった過去のシーズンとはちょっと違った気持ちです。

今年、あの川は大丈夫なのか?

きっとあの川は今年もダメだろうなあ…

とか、いろいろな思いがあるからです。

それでもシーズンは間もなく始まります。苦戦する機会も増えていくかもしれませんが、そういう様子も含め、このブログではニュージーランドの釣りの今をリアルに伝えていこうかと思います。

次回は新シーズン最初の釣行の様子ですね。

それではまた!


Tight Lines!!

Aweful weather September

9月に入ってから天気が思わしくないです。初めの週末は良かったんですが、2週目以降は不安定な天気が続いています。

それでももう一度爆釣がしたくて、性懲りもなくまたレイクに。



迷わず前週に爆釣したポイントに向かったが、金曜日の雨で川は増水してこの場所は終わっていた!


濁流がリバーマウス一帯にも広がって、



というか、もうこのエリア全体が濁っていた。



レイクの釣りなので、リバーフローをちゃんとチェックしていなかったのは迂闊だった。
とりあえず40分ほど釣ってはみたが反応は皆無で、どこをスイングしているのかフライラインも全く見えないし、釣れる気がしない。早々にこの爆釣スポットを見切る。


こうなると、このレイクの全く違うエリアか、別のレイク、あるいはTwizelのキャナルをやるしかない。


久しぶりに訪れたTwizelのハイドロキャナル。
変わりやすい天気ながら、このタイミングでは晴れになった。ただでさえなかなか口を使わないここの魚は、曇天か雨の方が良かったのだが。そううまくはいかないものだ。

この後同じレイクの全く別のエリアで夕方頑張ってみましたが、不発に終わった。



翌月曜日、午後の早い時間に上がるつもりなので半日の釣り。

さあ、どうするか?

1.もう一度キャナルにトライ。

2.もう一度前日の夕方不発だったエリアをやってみる(少なからず魚っけはあった)。

3.別のレイクに賭けてみる。

前日外したので今日は絶対に釣りたい。かなり悩んだが、オプション3の別のレイクに向かった。ここはかなりの確率で釣れるのだが、サイズが小さめでちょっと物足りないことが多い。



朝から風が出ていたので、できるだけ風の避けられるエリアに入る。
増水気味で水が多いが濁りはない。このレイクがひどく濁っているのは今まで見たことがない。


結果的に、この日の別のレイクに賭けてみるという選択は見事にはまった。


開始から30分くらいで、55㎝に迫ろうかといういいレインボウがいきなり食ってきた。

バイトは先週までの爆釣レイク同様、水中のラインにかかっている水圧が軽くなるだけのような、そんなアタリだ。



今までこのレイクで釣った中ではベストなサイズで、かなり強い魚だった。下アゴ~胸ビレ~腹のラインにオレンジっぽい色が染みだしている、なんだかすごい色の魚だ。

雨も降り始めた。

先週の爆釣のようにはいかないが、頑張っていると30-40分に1回くらいバイトがあるような展開となった。



2本目もいいサイズ。ファーストフィッシュが太くていい魚だったので、少し小さく感じるが、これでも50㎝をわずかに超えている。

ポイントは全く移動せずに、ひたすら1か所で粘り続ける釣りを続行。



3本目はちょっと変な形であまりキレイな魚ではなかったが、これもいいサイズで55㎝近い。


そして4本目はちょっと異質のファイトで違う魚のように感じる。あまり下には潜らずに、やたらと横に向かって走る。パワーはけっこうある。



どうも違うと思ったら、ブラウンでした!
55㎝のまあまあサイズで、コンディションも良い。


このレイクでブラウンを釣ったのは初めてで、ちょっと嬉しかった。



このあと休憩を入れてさらに粘ってみるものの、風が変わってきてアタリが遠のいた。


今まで風裏だったこのエリアにも風が強く当たりはじめたので終了。

早めに上がるつもりだったのでちょうどいいだろう。

片づけて車を運転し始めるとすぐに雨が強まってきた。

「いいタイミングで上がったなあ~。」



1泊して1日半の釣りでしたが、結構満足度は高い釣行でした。

1日目ノーフィッシュ、2日目4本と爆釣だった前週に比べると全然なんですが、濁りでつぶれてしまったリバーマウスの爆釣スポット以外ではそんなにバカスカ釣れるのはない話なので、状況を熟考したうえで選択した2日目のレイクでいい魚が捕れたのはいい展開だったと思います。

1本目のレインボウと最後のブラウンが特によかった。

次週はしっかりとリバーフローをチェックして、川の水位が落ち着くようであれば爆釣スポット復活もあり得るので期待しましょう。


それではまた次回。


Tight Lines!!

Winter Wonderland

久しぶりの更新です。
6月初旬に2週間のホリデーで日本から戻った後、8月前半までの2か月間は全く釣りをしていませんでした。後半になってようやく肩慣らし的に始動して、軽く半日釣行でシーランを釣りに行ったりして、9月に入ってからはレイクに行き始めた。



8月のシーランを新作フライでキャッチ。


通常、イントルーダーは前後2つのタンデムステーションだが、これはシングルステーションのシンプルなバージョン。


現在、レイクの釣りはかなり好調だ。


エサを求めてシャローを徘徊するポストスポーンのブラウンを探すが、このポイントでは魚の姿がなかった。


いい風が当たるとシャローにフィーディングするブラウンが差してくる。
波で写真撮影は大変だけど、この方が魚は釣れる。



この個体はレイクのブラウンなのにシーランのような色と形で、ファイトもよく跳んで、走ってシーランのようだった。よくジャンプするので、途中までレインボウかと思っていた。


かなり興奮した様子の怒り気味の表情ですね。




レインボウの方はスポーニングで川を遡上する時期なので、多くの魚がリバーマウスに集まっている。

釣り方とフライが合えば爆釣もありうる状況。



すべてのものが凍り付く厳しい冷え込みの朝。


NZの9月は春の初めの月という位置づけの月で日本で言えば3月。


湖岸の木は芽吹いて春の訪れは近いが、今年はまだまだ寒い。


雪山の水源から流れてくる川の水は恐ろしく冷たい。


誰もいないレイク。


 

フィーディングでシャローに出てきた魚ではなく、この流れ出しのリバーチャンネルの中に入っている魚を狙っているので、食っても「ゴンッ」とかそういうアタリはほとんど出ない。ラインもインターミディエイトで魚のいるレベルまで下げて釣っているので、魚はバイトするのに上昇する必要がなく、近づいてきて咥えるだけで反転しないんですね。低水温でまだ動きも鈍いんでしょう。スイングさせているラインが止まったり、ジワッと重さが加わるだけの、「あれっ」って感じのバイトがほとんど。

それをバイトだと察知して、素早くラインをドローして初期掛かりを起こして、そこから全速力でさらにドローしてからロッドを立ててガツンと掛けていくアワセが必要です。

ロッドで合わせてしまうとほとんど掛からない。フィーデングの食いが深い魚ならついついロッドを立ててしまっても掛かることもありますが、この釣りはそれではダメ。

フライはシングルハンド6wtでウエットフライを流すか、遠目を狙う場合はスイッチロッドでストリーマー、ウエットのリトリーブ&スイング。

9月初めの釣行では乗せられないバイトやバラシが多かったが、今のこの状況に対応したアワセのコツを掴んでからはキャッチ率も上がり、最近の釣行では単日で14本キャッチ、他にもアワセ切れ1回、バラシ2回、フッキングしなかったバイト多数と爆釣した。



爆釣の1日はこの5.5lb、63㎝のジャックから始まった。
ファーストフィッシュにしていきなりこの日の最大魚。


シングルハンドで#10シルバーマーチブラウンのスイング&スローリトリーブにきた。

6月の中禅寺湖釣行の際にウエットフライに一日の
大半の時間を費やして、レイクのウエットフライにちょっと開眼した感があった。今までNZのレイクではほとんどやっていなかった釣りで、自分の新たな引出しとしてNZでも試してみたかった。結論から言えば、かなり有効です。




今まで数多くの大型トラウトをランディングしてきたので、今では少々デカいのがきてもそんなに慌てることはないが、このクラスをシングルハンドで掛けるとかなりスリリングなファイトになる。




スポーニングのこの時期はミルキーエッグも非常に有効なパターン。
ウエットフライと同じ感覚で流して使っている。





風や時間帯によって1時間くらいバイトが止まってしまうこともあったが、これくらいの50㎝クラスを中心に午前10時釣り開始から午後6時少し前までずっと釣れ続いた。


愛用のSCOTTの6wtのスイッチロッドですが、Grain Windowの面では軽めなので、SAGEあたりで言えば6wtというより5wtですね。


このロッドは60㎝クラスのトラウトとファイトするのが合っている気がします。なんというか、ロッドパワーと魚のパワーがちょうど対等というか、スリリングなファイトが楽しめる。50㎝クラスの魚だとまだロッドパワーに余力があってちょっと優位な感じ。50㎝クラスはシングルの6wtで釣る方が楽しい。


そういう意味ではこの日の14本目、ラストフィッシュとなったこの5lb超えとのファイトはよかった。61㎝ありましたが、これくらいのパワーのある魚がこのロッドでやりあうにはちょうどいい。


このラストフィッシュの後にも乗らないバイトがあり、まだまだやれば釣れそうだったが、帰りの2時間半の運転もあるし、きりがないのでこの魚を最後に終わりを付けることにした。



釣っても釣ってもオールレインボウという完全レインボウ祭りな日でしたが、他のアングラーは誰も来ないのでやりたい放題。ちょっと贅沢過ぎるくらいの一日だった。

来月の2017-2018シーズン解禁まであと2週間となりましたが、もうしばらくこのレイクの釣りを楽しもうかと思います。

さて、次回はどんな釣行となるのか?


それではまた!

Tight Lines!!

Mr. CHOJI HOSOYAMA, May his soul R.I.P

昨日、ふとシマノのフライロッドのスペックなどを確認しようと、久しぶりのウエブサイトを訪れた際に、本流釣りのカリスマ、細山長司さんが今月5日にお亡くなりになっていたことを知りました。

いや~驚きましたし、ショックですね…

私が細山さんのことを知ったのは4年ほど前のことで、恥ずかしながら結構最近です。

以前ワーキングホリデーでNZに来ていた釣友S君と北島Rotoruaに釣行したときに、彼に細山さんのカナダ、スチールヘッド釣行の動画を紹介してもらったのが初めで、のべ竿でスチールヘッドを釣るそのフィッシングスタイルに強い感銘を受け、以来一人の釣り人としてかなり尊敬しています。

釣りの動画とかは結構チョコチョコ観るんですが、繰り返し何度も観るような動画はそれほどありません。しかしながら、この細山さんの動画はお気に入りなので何度も観ています。

8mを超える長尺のべ竿に、たぶんラインも道糸からハリスまでが通しの1本糸とハリ1本。あとは目印とガン玉が途中についているだけなんです。

この究極的にシンプルなリグで、スチールヘッドやキングサーモンを仕留めてしまうそのフィッシングスタイルは本当に素晴らしいです。シンプルは美しいということを教えられますね。

けっして大きくないその体で静かに川に立ちこみ、長尺竿を見事に操って侍のようにアタリを待つ姿。そしてリールのないこののべ竿でいったん魚が掛かれば、グッと腰を落として竿を立て、バットエンドを水に突き刺したり、バンクに突き立てたりして、もう限界までめいっぱい溜めて魚を止めるその豪快なファイト。その静から動へのコントラストがすごくて、ついつい魅了されてしまいます。

のべ竿の釣りがこんなに豪快でカッコいい釣りだったなんて。。まさに驚愕です!


思い起こせば、自分自身の釣り人生も、やはり今は亡き父が買い与えてくれた1本ののべ竿から始まりました。

よく覚えていませんが小学4年生くらいのことだったか。。
シマノの振り出しの渓流竿、急流9尺(2.7m)というグラスロッドでしたね。
多摩川でこの竿に尺オーバーの鯉が掛かったことから始まり、この竿で当時の多摩川で釣れたほとんどの魚種を釣って、何処へ行くにもこれを持ってハヤ、ニジマス、ハゼなど何でも釣って、本当にボロボロになるまで使い倒しました。

小学校高学年になると、当時あったダイワヤングフィッシングクラブ(DYFC)というのに入会して毎月送られたくる会員誌を心待ちにしていたり、釣りキチ三平はもちろんすべて読んで、他にも少年釣りマガジンという雑誌があって、それを読んでは今度はこの川に行ってみようとかそんなことで頭がいっぱいだった釣りキチ少年でした。

小学6年生の時には、お正月の豊島園プールで開催されたDYFC新春釣り大会に参加し、53㎝のニジマスをこの愛用ののべ竿で釣り上げて3位入賞でお立ち台となり、最も尊敬するフィッシャーマンである故西山徹さんから直接大きなトロフィーを渡していただいたこともあります(今でも実家の押し入れにあると思われます)。この日は本当に信じられないくらい嬉しかったですね~。
西山徹さんの著書、湖沼のルアーフィッシングは自分のゲームフィッシングのバイブルです。

脱線してしまったので、話を細山さんに戻します。

自分のバックボーンもこんな感じなので、自分にとっても釣りの原点である渓流竿を使ったのべ竿の釣りを最強にまで、そして究極のレベルまで極めたような細山さんの釣りを見るたびに、「釣り竿っていうのはこうやって使うんだぞ!」と教えられているような気持ちになるんです。

リールの代わりに長尺竿のショックアブソーバーを最大限に利用するファイトもすごいですが、凛として竿を構えてアタリに集中するそのたたずまいは何か武術者の居合いのようでもあり、カッコよ杉。。

まさに「川のサムライ」ですね。

動画を観てもらえばわかりますが、カナダやアラスカのガイドたちも師のその美しい釣りに魅せられて、みんな細山ファンになってしまっています。まあ外国人は武士道とかサムライとかそういう自分達とはかけ離れた世界観に憧れたり、好きな人も多いですからね。
あとダブルハンダーのフライをやる者にとっても、細山さんの振り込みのモーション、竿の取り回しはスぺイフィッシングにも通じる点がいくつもあって興味深いですし、勉強になります。

間違いなく日本が世界に誇れるアングラーの一人だと思います。

先に触れた西山徹さんといい、細山長司さんといい、私の尊敬する釣り人は若くしてお亡くなりになってしまい非常に残念です。

このブログの読者はフライかバスの方が多いと思いますが、細山さんの釣りはジャンルを問わず、釣りをする人であればどんなジャンルの方にも一見の価値のあるものだと思いますので、是非ご覧になってみてください。

http://ownertv.jp/detail/?id=143

http://ownertv.jp/detail/?id=144


今回、私自身の細山さんへの敬意をを表したいという思いと、まだ細山さんの釣りを知らない方にも是非その素晴らしい釣りを知ってもらいたいという思いでこの記事を書かせていただきました。


細山長司さん、安らかなご冥福を心よりお祈りいたします。

そして素晴らしい釣りを見せていただき、ありがとうございました。




Tight Lines!


Back in Tokyo

2週間のショートホリデイですが、2年ぶりに東京に戻ってきました。

まずは行きつけのショップLoop to Loopさんのメンバーと一緒に中禅寺湖に釣行。


 
2年前に帰国した時も釣友に連れてきてもらったが、ノーフィッシュだった。前回は2週間くらい時期が遅くて山側に入った記憶がある。今回は国道側に。

今年はよく釣れているようだがどうなのか?


とりあえず6wtロッドを一本持って帰ってきたので、この6wtシングルハンド1本勝負です。

フライは最近の中禅寺湖で好調らしいウエットフライに、ストリーマーのリトリーブ、浮きものがセミ、ドラワカなどを用意してきた。状況次第では、シャローのクルージングフィッシュがいればNZスタイルのドライ&ニンフでサイトフィッシングも試してみたい。

ラインはSAのOverhead&DのS1/S2でウエットフライのスローリトリーブから釣りをスタートした。

夜が明けてくるとモンカゲロウのハッチがあって、魚っけはあるものの自分の釣りには全く反応がない。

時間の経過とともにモンカゲロウのハッチが増えてきて、所々でそれにライズするトラウトの捕食音が聞こえてくる。

ん~、モンカゲ対策はしてこなかったな~

ウエットのスローリトリーブは根掛かりが多く、なんだかリズムに乗れない感じでよろしくないので、Overhead&DをInterに変更して沖のブレイクラインを超スローに引いてみることにした。

それから間もなくして、ゴゴッっとようやくバイトが伝わってきた!




50㎝を超えるくらいのレイクトラウト。細身ですがキレイな魚でした。



2本目は32-33cmくらいの小さいレイクトラウト。

日中は厳しい時間帯が続き、ミニブラウンを2本釣ったのみ。

浮き物やストリーマーなど手は尽くしましたが結果が出せずに、最後はインターのラインにウエットのデッドスローリトリーブに戻してネバった結果、ホントに終了間際でしたがいいサイズのブラウンがきました。


ちょうど50cmくらいのやつで、ジャンプしてよく引きました。

 
日本滞在期間の最後の日曜日は、友人2人とどこか(できれば近場)釣りに行こうということで、どこに行くか悩みましたが、管理釣り場で高い料金払って釣って、魚があんまりキレイじゃないのも残念だし、芦ノ湖はもう時期が遅いし、本栖湖はやってもたぶん釣れないし。。

どうせなら、西湖でバスでも狙ったほうがワイルドフィッシュだし、釣れる確率高いんじゃない?

という自分の発案で西湖のバスをフライで狙う釣行になりました。


山梨県西湖

かつてバスフィッシャーマンとしてさんざん釣り込んだこの湖。ここを訪れたのは6年ぶりくらいだろうか?

まずは丸美ボートさんで入漁券を買いがてら、北岸の浜からやってみようかということに。
久し振りに丸美ボートのM浦さんにお会いできるかと楽しみにしていましたが、草刈に出かけているということで、少し探してみましたが発見できずに残念でした。

北岸の桑留尾浜は、まだ夏休みには早いというのにキャンパーで超賑わっていて、我々3人で落ち着いて釣りができる状況ではなかったので、南岸に移動して釣りを始めた。

死んで湖岸に流れ着いていたワカサギもいましたが、湖は静かで生命感なし。前日は強風で出船を見合わせていただいたとボート屋さんの情報にありましたので、かなり水が掻き回されたのか、若干濁りが残っている様子。

水が良くないのかな?


ロッドは友人から借用したJ-SWITCH #8に自分のLAMSON GURU HD3.5を組み合わせて、ラインはSA Atlantic Salmon Short Inter/Clear 340grを用意した。シンクティップはなしで、フロロリーダー2Xにフロロのティペット 。



このロッドに対してはちょっと重めのラインチョイスですが、全く問題なく投げられます。
今日はウェーダーも履かずに、ニーブーツの軽装で。

3人とも釣れる気配がないので、途中で隣の精進湖も様子を見に行ったりしましたが、精進湖も陸っぱりの釣り人がいっぱい。。

結局西湖の北岸に戻ると、今度は風が強くなり過ぎてしまって、しばらく昼寝タイムに。

最後に風の影響の少なそうなスポットを探してながら走って、南岸の別の場に所入った。


このポイントに入った時、車でポイントを探しながら走りまわっていた時よりは幾分風が収まって、風向きも正面からでキャストもそれほどしにくくなかった。

いい感じだなぁ。

と思った。なんとなく魚が回ってきそうな、いい風のような気がした。

そして開始から間もなくだった。

20秒くらいカウントダウンして、中層を両手でゆっくりリトリーブしていたストリーマーにドスンと乗ってきた!

キタっ!!


何が来たのかはさっぱりわからないが、魚はデカいようだ。

バイトしてきたのはかなり沖目で、走られてラインが出されていく。

ファイト中にランニングラインがヒップバッグにつけていたピンオンリールに絡みついてしまった。

マズイ!もうすぐ手繰ってある分のラインが全部持っていかれそうだ。

もうピンオンリールごと外して、どうにかギリギリ間に合ってリールファイトに持ち込むことができた。

やたらと重いけど鯉でもきたのか?

ようやく魚が浮いてきてジャンプ!



バスだ、バスだ!!

かなりのデカバスだ。これはしっかりランディングしなくては!


なんと53㎝のビッグバスをキャッチ。


    

いつものMcLeanのランディングネットがないので重さは測れなかったんですが、5.5lb(2.5㎏)くらいはありそうでした。少なくとも5lbはあったと思います。すごい体高のブリブリなバスでした。フライはクラウザー的なミノーパターンをフレッシュウォーターのベイトフィッシュっぽいカラーでアレンジしたもの。

いや~、きましたね狙い通り!

この後の夕マズメはすっかり風が止んで鏡のような水面になってしまい、この1発だけで終了となりました。


とまあ久しぶりの日本での釣りでしたが、数は少ないながらもいい魚に出会えて、かなり楽しめました。

今回、2度のレイクの釣りはトラウト、バスともにインターミディエイトのラインで結果が出るという状況でしたが、改めてインターのラインはやっぱり釣れるし、レイクの釣りの基本だな~と実感しました。

SA Atlantic Salmon Short(340gr)を初めて使いましたが、このヘッドは確かにいいですね。ふれ込み通り、投げやすい!

レングス8.4mのこのヘッドを短めのスカンジと言うべきか、あるいは細くて長めのスカジットというべきなのか?まあ、テーパーデザイン的にはやはりスカンジナビアンでしょう。細目ですしね。
でも投げてみると、サステインドアンカーのスカジットスタイルでも問題なく投げられます。今回もほとんどずっとサステインドアンカーでスイープして投げていて、実際それで釣りました。

友人に借りたJ-SWITCH#8なら310grでもよかったと思いますが、自分のスイッチロッドSCOTT L2H1106-4ではいつもスカンジ320gr、スカジット350-360grを投げているんですよ。なので自分のロッドに合わせるのも考慮して340grにしたんですが、このちょっと重めのチョイスが逆にJ-SWITCH#8でスカジットで投げるのに合っていたとも言えますね。フロロカーボンのリーダーを直結していたので、アンカーが抜けてブローアウトしやすいですが、それをわかっていてそれなりの投げ方をすれば大丈夫ですね。

自分のロッドにこのラインでレイクのさらに深いレンジを狙うのに、S2/S3の軽めの310grにT8で5ftくらいのショートティップを作ってつなぐのも面白いかもしれませんね。T8で5ftのティップを作れば8x5=40の40grのティップになりますから、トータル350gr。まあ、340grに40grのティップでもいけると思いますが、スカジットよりボディが細いのであまり長くて重いシンクティップをターンオーバーさせるパンチはないと思われます。

いずれにしても、今後他のシンクレートも揃えて使ってみたいラインです。気に入りました。


今はもうDunedinでいつもの生活に戻りましたが、まさに今が冬の寒さの底。寒いです。

日本に帰るとついついいろいろと買い物をしてしまうので、今月と来月あたりは出費を抑えて、買い込んできたマテリアルでフライを巻いたり、ギヤのメインテナンスなどをして来シーズンに備えようかと思っています。8月くらいから少し日が長くなってきたらダブルハンドで冬の釣りにも出かけると思いますが。

それにしても、日本で釣りに行って結果を出すのはやはり楽ではないな~と痛感しました。
中禅寺湖では夜明け前から漁券販売店に詰め掛けて、夜明けのキャスト開始に備えてポイント確保に奔走する釣り人たちの殺気に圧倒され、西湖でも、そして隣の精進湖でまで予想以上の陸っぱりの人の多さに驚愕。そして帰りの日曜日の中央高速の渋滞。。

仮に日本で週末休みの仕事に就いたりなんかしたら、はたして自分は釣りに行くんだろうか?などと考えてしまった(笑)

自分のように3時間かかるOreti Riverに行くのでさえ、7時に出発して10時から川に入ってなどと呑気に構えている人間にはちょっともう無理かもしれません。。

次回、また同じ時期に帰国することができたら、是非また中禅寺湖で釣りがしたいです。この湖の面白さの一端がなんとなくわかった気がしたので。

西湖は人が多かったですが、相変わらずいい感じにひなびた大好きなレイクです。

きっと魚がより大型化しているんでしょう。

西湖サイコー!!

デスね。

それではまた次回!


Tight Lines!!

Easter Weekend

今年もイースターのウィークエンドがやってきた。去年は3月末になったが、今年は遅めで4月の中旬になった。このイースターがいつになるのかという取り決めは3月21日ー4月25日の間で、最初の満月の後の最初の日曜日ということになっているようだ。

うちのサロンもこのウィークエンドの土曜日は休みにして、Good Fridayの金曜日からEaster Mondayの月曜日まで4連休。

毎年NZの釣りには最もいい時期なのだが今年はどうか?

ただ連休始めの金曜日は全国的に大荒れの天気。特に北島の方は酷い天気で災害となっている地域もある模様。南の方が天気はましなようなので、いつものSouthland,Mossburnに滞在して3日間の釣行。月曜日は片付け&お疲れや休みというプランを組んだ。

金曜の午前中はDunedinで天気の動向をうかがっていたが、昼過ぎに大雨のDunedinを出発した。

南に下るにつれて雨も小降りになって、Goreの手前では道路も乾いていてそれほど雨が降った形跡はなかった。

これなら何とかなりそうだ。

出発が遅くなったので、日は3時間くらいしか釣りをする時間がない。

今シーズン、年末年始のホリデーからよく釣り込んでいるDidymoの川に入る。

この川もしばらく水が少なすぎて良くなかっただろう。未だにローフローながら、最近の雨で水位が幾分回復した。

とりあえず釣ってみます。

いつも魚が着いている最初のスポットは不発だったが、2箇所目のスポットでは思惑どおりレインボウがドライに襲い掛かってきた。


 
この川ではいつも出ればほとんどがオーバー50cmのグッドサイズ。
これもデカそうだ!



NZに来てから5年目のシーズン終了間近。最近ではさすがに小さいトラウトストリームの釣りは少し飽きてしまって、こういう大きな川でダイナミックな釣りをするほうが楽しい。




まずは見事な4lbクラスのジャック。フライは#10Stimulatorをテイク。



同じスポットでもう1発!



オオオッー、ブラウンと違って最後まで走り続けるレインボウ。グッドファイターです。



今度は極太のヘン。これも4lbを超えている。

同様のサイズながら、まったく違う頭の大きさと太さ。典型的なジャックとヘンですね。




この後もう2箇所ほどあるいいスポットでは不発でこの日の釣りを終了。

ん~、まだまだ水が少ないなあ。。

もう少し水量がないとまあまあキビシイ。



2日目の朝、昨日と同じ川のもう少し上流の区間に向かう。



さあ、どうか?とりあえずもう半日この川を釣ってみて、キビシイようならレイクの釣りも視野に入れつつ行ってみたいと思う。


初めに入ったスポットで朝からレインボウがドライに出たが、すぐにフックアウトしてしまった。

このエントリーポイントから入って、いつも釣れるのは3箇所しかない。初めのポイントはすでに叩いてしまったので、勝負はあと2箇所。



2箇所目はこの中州の向こう側の一段高い流れが落ちてきて、メインステムに合流するスポット。
落ち込みの下にいつもいいレインボウがいる。


少し下から打ち始めて、徐々に落ち込みへと迫っていく。そしていよいよ核心部にフライを投入すると、2-3投目で魚が背中を出してアタックしてきた!


やっぱり居た!!



4.5lb、58cmのレインボウ。北島の川でもしばしば釣れた、目がでかくて童顔でありながら、ヒレがやたらと発達してピンピンしているトビウオのようなレインボウ。この魚はファイトもフッキング直後からテイルウォークで対岸まで水面上を飛ぶように走っていった。



とても58cmもあるレインボウの顔には見えないけど。


このあとこのスポットでもう1発魚がドライに触ってきたが、テイクするまでには到らなかった。

ドライを#14に落としてみてももう出てこない。


さあ、最後のもう1スポットをやったら一旦この川から上がろう。

このころから北西の風が吹き始めて、だんだん釣りがしにくくなってきた。


ドライでまあまあしつこく狙ってみたが魚は出てこなかった。


居そうな雰囲気はあるんだけどな。。

やる気のあるレインボウは居ないのかもしれないが、なんとなくブラウンが潜んで居そうな気がして、同じドライにドロッパーのニンフをつけてもう一流ししてみようと思った。



すると読みが見事に的中! ホントに黒っぽいブラウンが食ってきた。

思いつきとはいえ、こういうのが大事なんです。感じること、気付くこと、そして思いついたことをすぐに実行に移してやってみること。テクニックだけではない、魚を釣る上で最も重要だともいえる部分。



こんないいのが潜んでました。5lb、60cmにわずかに届かないくらい。



今までこの川ではニンフでしかブラウンを釣っていない。レインボウよりドライに反応する時間帯が限られているのか?



今シーズン、この川での釣りはこれが最後になるだろう。ずいぶん楽しませてもらった。


午後は給油、食料調達も兼ねてTe Anauの街までドライブしてレイクの様子も見てみたが、ウインディサイドで波がザブザブだったので釣りをしなかった。



その後は川に戻って、今まで手を付けたことのない下流域の区間にトライしてみたがまったくダメだった。

まあ、レインボウ、ブラウン1本ずつだけどどちらもサイズが良かったし、釣れ方も良かったので今日はまあまあ満足。早めに終了にしよう。


3日目はGoreまで戻ってMatauraで釣りをすることにした。

実は金曜日の道中、Goreを通ったので川で止まって様子を見たのだが雨の後で水が少し濁っていた。

3月からずっと15(m3/sec)以下のローフローでドライフライの釣りには状況が良かったMatauraだが、久しぶりのまとまった雨で木曜日には32(m3/sec)くらいまで上昇。その翌日の金曜日に川を
見たからまだ濁りが残っていたわけだ。土曜日の釣りから戻ってリバーフローをチェックすると24(m3/sec)まで下がっていたので、大した増水ではないし、濁りさえ引けばいけるのではないか
と判断した。

川に着くと先週より若干水位は上がっているが、濁りはほとんど問題なし。

あとはライズさえ起これば釣れるはずだ。

午前10時頃から、多くはないがポツリポツリとライズが起こり始めた。

水位が上がったので、ウェーディングが深くなってちょっと釣り難くなった。
 

もう少し近めでライズしてくれないと届かないなあ。。



この区間はこんな広い流れなので、ブラインドで流したところで全く意味はない。完全にライズに的を絞った釣り。



苦戦しながらも、何とか射程距離で起こったライズを仕留めた。今回はMatauraで釣りをすると決めていなかったので、ロッドはスペアのMystic Reaper 9ftで。

いつもESNだから、やっぱりちょっとロッドが短いなあ。。



これくらいのアベレージサイズを2本キャッチした。



3時間ほど釣ってみて、ライズする魚の数も増えてこないのでこのポイントに見切りをつけ、最近一番釣り込んでいるポイントに移動することにした。




移動した先のお気に入りポイントでも、深くなったウェーディングにいつもより短いロッドで、ライズするフィーディングレーンはいつもと同じ対岸ギリギリ=届かないという状況に苦戦しながらも、比較的浅い流れで一時的に発生したライズを見逃さずに狙って、何とかフッシュオン。



Matauraでもこのポイントはいいサイズが出やすい気がしている。


写真を撮っていませんが、この他にアベレージサイズを2本。

そして夕暮れ時になって、手前の緩い流れで頭を出してゆっくりライズする魚を発見!

あれはいいヤツなんじゃないのか!?



勝負は1投で決まった。逆光の中で魚がヘッド&テイルでダンをテイクして沈んでいくのが見えた。

やっぱりデカかった!



ちょっと細身だけど、デカイ頭のいいジャックだ。



これがドライに出るからやっぱりMatauraはやめられない。


結局この日のMatauraでは合計6本、ティペット切れ2回、バラシ2回でそのうち1回は鱗がついてきたのでスレ掛かりだったんでしょう。


今年もEasterはまあまあいい釣りができました。魚のサイズも良かったし、内容的にも納得できるゲームでした。次の週末は火曜日がAnzac Dayの祭日でまた3連休。そして30日の日曜日がシーズン最終日となります。

ダブルハンダーの釣りとMatauraでライズの釣り。NZでやる釣りでは最も大きいフライを使う釣りと最も小さいフライを使う釣り。この両極端の釣りが楽しい今日この頃です。


それでは、また次回!


Tight Lines!!

Catching up with a new buddy

先週末はこのブログの読者で、Christchurch在住のK氏と始めて一緒に釣りをすることになった。

いつもコメントをくれて、いつか一緒に釣りに行こうと言いながらも、今までなかなか実現できませんでしたが、やっとその時がやって来た。

土曜日の仕事を早めに切り上げて、夕方Omaramaでキャッチアップ。2時間だけ川に出て小さいのを釣りましたが、メインは日曜日の釣行です。



日曜日の朝、天気予報に反して素晴らしい青空。まずはレイクのリバーマウスのポイントにK氏を案内します。
久しぶりのこの30分かかる湿地帯ウォーキング。



リバーマウスに出ました。



ウェーディングするK氏



と自分。

この広大なシャローフラットで少しだけ魚っけを感じましたが、釣り開始から間もなくすると追い風が吹き始めて、魚がシャローに寄って来そうもないので、早めにレイクを見切って川を釣り上がります。

川に入ってすぐの下のストレッチではいいサイズのブラウンを数匹見かけましたが、すでにスポーニングに入って2匹でペアリングしているような動きのフライに反応しない魚ばかり。

いつも釣れるのはもう少し上の方なので、気にせず釣り上がる。しかし、水位がかなり低く、いい水深の残っているポイントが少なくてちょっときびしそう。


それでもいつも必ず魚の出る、とあるストレッチで対岸際のシェードの中を丁寧に流すと、ファーストフィッシュがきた!



4lbくらいのなかなかいいサイズのブラウン。




オータムカラーの美しい魚です。



今シーズンはずっと単独釣行のみだったので、やはり仲間がいるのは楽しい!

さあ、あとはK氏に釣ってもらおう。彼は今夜Christchurshに帰りますが、自分は明日もあるのでそこそこ釣れればいいのだ。



ストーキングしながら、先を釣り上がるK氏。
この景色にこの素晴らしい天気。2人とも魚が釣れれば言うことなし。


いつも魚を見かけるとあるプールで、K氏が魚を見つけたものの、アプローチしようとしたらスッと姿を消したということだった。

スプークして走っていってしまったのでなければ、まだ近くにいるのではと、上からの落ち込み下のバブルラインを流してみるようにK氏にアドバイスした。居るとすればたぶんそこではないかと。。



するとK氏ヒット! やっぱりいた!



K氏見事にランディングしました。細身ながら、自分の釣ったブラウンを少し上回るサイズ。

K氏おめでとう!

よし、いったん車に戻ってランチタイムをとって、それから午後の部です。


 
魚を釣って息を吹き返したK氏。足取りが軽く、自分より歩くのが速くなった(笑)



K氏がラーメンを2人分用意してくれた。川でこんな豪華なランチは初めてだ!




さあ、もうひと頑張りといってみよう。


午後はこの川の初めて入るアクセスからトライしてみましたが、小さい魚が数本釣れただけで、いいサイズには出会えなかった。



とにかく川の水量が少なく、魚が落ち着ける水深のあるスポットがかなり少ない状態。ライズしていたのも小型のトラウトのみでキビシかったですね。



おまけ的に小型のソックアイサーモンが釣れた。このエリアのレイクに流れ込む川はソックアイがいて、今がスポーニングの時期で川を遡上しています。ほとんど口を使わないんですけどね。




本日の釣りが終了。ちょうど4月の第1日曜日のこの日、Daylight Savingが終わって時計の針を1時間戻したので、夕暮れが早くなった。



K氏お疲れさまでした。釣果はそこそこながら楽しかったですね。
次回会う時には、さらに上達しているのを楽しみにしています。



翌日は朝から天気が崩れた。いつものストイックな単独釣行に戻り、30km先のTwizelに1人向かいます。

今日は久しぶりにハイドロキャナルで、ダブルハンダーの釣りを展開するつもり。


初めに入ったキャナルでは約2時間を費やして不発。

別のキャナルに移動します。

途中から雨も本降りになってきて、昨日までの好天とは一転、心が折れそうな寒さに。



それでもただひたすらキャストを繰り返し、午後1時ごろに待望のバイトを得た!

さあ、何がきたか!?でかいのは間違いないが、2年前のようなビッグトラウトか?それともサーモンか?



かなりデカイ!ダブルハンダーのパワーを持ってしても、なかなか浮かせられない。

ようやく魚体が見えた! サーモンだ!!



ランディング成功!8.5lbですね。


 
今まで何度かトライして、トラウトしか釣れなかったが、ようやくサーモンをキャッチすることができた。



やはりサーモンはカッコイイですね。



サーモンとしては中型でそれほど長さはないが、太くて重い!
ファイトもかなり強かったです。



フライはこのイントルーダー。OPSTのマイクロシャンク(32mm)に巻いたちょっと小型です。

オレンジとパープルという、お互いのカウンターアクトカラー(反対色)に近い関係の2色を組み合わせてコントラストを強めたものです。

それから約2時間以上ノーバイトのあと、ようやく2発目のバイトが!




またサーモンでしたが、今度は4.5lbくらいのトラウトサイズ。



フライは約6cmのチャートリュースのゾンカーテープを付けた、ダーティーホーっぽいフライでした。



最後は以前ビッグレインボウを釣ったキャナルに移動して、ラスト1時間を費やしましたが不発で早めの4時半で今回のプチ遠征を終了。



釣行は安全第一。この時間に出れば、暗くなる前に山を下って、Oamaru辺りまで行けるだろう。


今回は新たな釣友と初めての釣行。そして、キャナルのサーモンですが、とりあえずNZ南島に来てからトライし続けていたサーモンをキャッチできたので、とても有意義な週末でした。
ああ、小さいけどソックアイサーモンも釣れましたね。



オマケに8.5lbのファットなクイナットサーモンから500gものイクラが出てきて、当分はイクラ食べ放題の食卓に。


サーモンですが、NZではQuinnat SalmonといわれているのがChinook Salmon。北米でキングサーモンと呼ばれているのと同じサーモンです。

これで自分にとってのニュージーランドでの残された釣りの目標は、

・シーランのサーモンを自然河川で釣ること

・オーバー10lb.のブラウントラウトを釣ること

の2つですね。

達成できるのかはわかりませんが、やっぱり夢はあったほうがいいですよね!


それではまた次回!


Good luck and Tight Lines!

The Mataura comes up for its best.

最近2週の釣行はMataura Riverでした。



今年も秋のベストな時期に入った感じで、状況はとてもよくなってきた現在のMataura。





秋に入ってからメイフライのハッチが増え、2月中は沈黙していた水面での魚の動きが活発になってきた。

メイフライのサイズは小さく、#16-18くらいのサイズが飛んでいます。ハッチが起こるのは、その日の風、気温、光によって様々で、午前中だったり、午後または夕方だったり。風が弱い、穏やかな暖かい日がいいのは間違いない。


 

 



天気は酷かった夏よりはましになったものの、良かったり悪かったりで不安定な今年の秋ですが、ニンフィングをやるしかない雨やライズが起きない時間帯を除いて、90%ドライフライの釣りです。




毎年秋はサイズ的にもいいんですが、今秋も50cmを越えるいいサイズがドライに出る状況になってきました。



久しぶりに素晴らしい天気に恵まれたこの日。ほとんど風もなく、朝9時過ぎに川に入って、10時頃からライズが起こり始め、釣りを止めた午後5時まで断続的にハッチが起こりました。
 
ただ午前中のライズはドライに出ても空振りかスレ掛かりのみで、魚がフライを吐き出すのが非常に早い状況。今年この川で何度か経験している現象です。ブラウンがほとんど魚体を見せないライズフォームからして、フライはエマージャーで合っていると思うんですが、とにかくフックアップしてくれない。



それでも午後1時を回った頃から、魚のフライへの反応が良くなり始め、ようやくフックアップしたのは55cmくらいのいいサイズ。写真を撮る前に逃げられましたが、この魚を皮切りに、午後2ー4時の2時間がこの日のハイライトでした。






2匹目も写真を撮り損ねたのと同様のサイズ。4.5lb、54cmのジャック。




比較的スレンダーな魚体のブラウンが多いMatauraで、こういうガッチリした太いヤツはそうそう出ないのですが、この時期ならではですね。


天気が悪くて行く川もかなり偏ってしまった感のある今シーズン。使ったロッドはこのSAGE ESN5100-4とLOOP EVOTEC696-4MFばかりでした。ラインはずっとRIO SINGLE HANDED SPEY WF5F(200gr.)1本のみ。どちらのロッドでもこのラインで、#10ドライ+ドロッパーニンフから、普通の4Xティペットのドライの釣り、そして5XティペットのMatauraのライズの釣りまで、ほぼすべてをカバーしました。とっても気に入っているラインです。




Bye!




この日は6本釣ったうちの5本がオーバー50cmのいいサイズばかり。



この小さいヤツでも45cmは超えていた。



このスポットでは主流が対岸より。手前のシャローでライズするヤツもいますが、明確なフィーディングレーンが存在しないシャローでフィーディングする魚は移動しながらライズするヤツが多く、次に出てくる場所が予測しにくい。そういう魚を狙ってもモグラ叩きのような展開になってしまい、結局はライズに翻弄されて、長い時間やって2本しか取れなかったとか、そういうパターンに陥りがち。なので、本命は対岸際のバブルライン上か、そのすぐ脇のフィーディングレーンでライズを繰り返すヤツで、そっちにターゲットを定めます。

ちょっと遠くて狙いにくいんですが、約20m先のフィーディングレーンを正確なロングキャストで狙う釣り。

特別なテクニックは必要ありませんが、基本的なことを高いレベルで実践できるスキルが求められます。スムースなダブルホールで先端のフライまできっちりターンオーバーさせて、ソフトに正確にフライを送り込む。メンディングしてフライをフィーデングレーン上でナチュラルドリフトさせる。当たり前のことなんですが、20mという普段の川の釣りの倍くらいの距離を投げるとすべてが難しくなってきます。

まあ20m投げてしまえば、メンディングしてもそれほど長い距離はドラッグフリーで流せないので、タイミングとアキュラシーの勝負ですね。
ドンピシャのタイミングでピンにフライを落として、短いドリフトで水面まで誘い出せるか否かということです。





この日最高の出方をしてくれたのはこのシーラン系カラーの4lb。このデカイ頭で、真下からバックリ口を開けてフライをテイクするのが20m近く離れていてもはっきり見えた!

これはしびれました!




この日は十分満足のいく釣りが出来たし、明るい時間のほうが帰り道の運転も楽なので、ちょっと早上がり。といっても5時ですが。。

事故を起こして以来、なんとなく車の運転にはビビリが入っている自分です。でもこれくらいのほうが安全できっといいんでしょう。


秋のMataura River。シーズン終了まで、もうしばらくこの素晴らしい釣りが楽しめます。


それでは、また!


Tight Lines!!

        
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