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SWEET GREEN LAND Ⅱ

A purist for fly fishing in the South Island, New Zealand

Tougher day



2日目の朝です。
天気はいいんだけど風が...
もうすでにけっこう吹いている。

昨日よりさらにウインディーな日になるのかな。。

ちょっとやだなあ~



まずは昨日と同じく、上流域のエントリーポイントへ向かってみる。

ところが車がすでに2台。

2人連れのKiwiアングラーが昨日自分が1本目を釣ったプールに入っている。

そのうちの1人が何かを取りに車に戻ってきたので声を掛けて、

”Are you guys fishing upstream?"

と聞いてみると、やはりそのようです。

もう1台の車のアングラーはすでにダウンストリーム行ってますね。

ここまで上がってくる途中の、川が2本のブランチに分かれる先週日曜日の最後に釣った区間の橋にも車が1台止まっていた。


なんだあ、今日は月曜日なのにアングラーがいっぱいじゃないか。


ならば、仕方がない。先週全く魚が見えなかった中流域をもう一度探索してみよう。


 
先週は全く手をつけなかった中流域の未開拓区間の様子を見てみる。

前回は増水後で全く魚が見えなかったが、1週間が経って、ノーマルな透明度ど水位になった今はどうなのか?

開始からしばらくして、よそ見しながら流していたチェコニンフにレインボウが食ってきた。

しっかりフッキングできなかったが、深みに戻っていくレインボウが見えた。

やっぱり魚はいるんだな、中流域も。


この後も1匹見つけた魚は全く反応せず、釣れない時間が流れていく。



この2本のブランチの合流点に来たとき、ディーププールに浮きぎみにステイしているいい魚を見つけた。

けっこうデカイだろう。

黒くて太い、たぶん60cmクラスのレインボウ。

気配を感じ取ったのか、ゆっくりと深みに沈んでいって見えなくなったが、プール内に潜んでいるのは間違いない。

チェコニンフでアプローチします。

なかなか反応しなかったが、しつこく、ネバリ強く流し続けていると、カッと一瞬突っ掛けてくるようなバイトが伝わってきた。

フッキングはしなかったが、こういうイラつき始めたようなケースでは多くの場合、次でガツンと食ってくることが多い。

そしてその後の2流し目くらいで案の定、ガンッと食ってきた!

が、乗ったと思ったらすぐにフックアウトしてしまった。


あ~~、外れた~。。


これですっかり反応しなくなってしまった。

もったいなかったが、完全にハリに触ってしまったからもうムリだろう。

ブラウンならば、この後さらに食ってくることもあるが、レインボウはまずないですね。



このスポットでも1匹見つけて、かなり時間をかけてアプローチしてみたが全く反応しない。

最後の奥の手で、レインボウの目の前でシェイキングを入れてニンフを躍らせるとついにバイトしてきたが、これもフックアウトしてしまった。


今日はすべて外れてしまう。なぜなんだ?

食いが浅いのか?



昨日の展開とはうって変わって、魚を手にできないまま時間だけが過ぎていく。



中流域も川の雰囲気はいいんですけどね。。



これは先週撮った写真。



これが同じスポットの今週の状態。

これだけ水位が下がったのだ。


今日の魚がいれば余裕で見えるコンディションで中流域を探索した結果、魚はいるものの、上流に比べると薄いという結論に。


さあ、どうするか?

予定よりすでに多くの時間を費やしてしまった。

今からやったことのない新しい川に行くには時間が足りない気がする。

同時に、このまま中流をやっていてもダメな気がする。

もう一度上流に行くか?
朝会ったアングラーもそろそろ打ち終えていないかもしれないし、自分は昨日やって、どこに魚がいるかもわかっているので、先行者の釣った後でもチェコニンフで攻めればまだ釣るチャンスがあるだろう。彼らはたぶん普通の釣り方しかしないので、大して釣れずに終わったという可能性もあることだし。


思い切ってもう一度上流に向かいます。


このままいくと、ノーフィッシュで終わりそうな気配が濃厚となってきたので、この状況を打開するには一気に移動するしかないだろう。


上流の橋に着くと、朝の2台に加えてもう一台、全部で3台車が止まっている。

何なんだ今日は?

一台はダウンストリームを釣ると車に掲示してある。朝の2人組みがアップストリームのずっと上まで行ってまだ戻ってきてなくて、ダウンストリームにも2人行ったってこと?


もう気にせずアップストリームに行きます。

昨日の前半で魚を獲った3箇所はすべて不発。

まずいな、今日はダメか?

そしていい感じの落ち込み下のプールながら、昨日は魚が出なかったスポットで1匹浮き気味のレッドバンドの魚を発見。

よし、これはチャンスだ!

これは仕留めなくてはならない。
タフで長かった1日の終わり近くになって、ようやく巡ってきたこのチャンス。

魚は落ち込み下で上から流れ落ちてくる流下物をフィーディングしているようだ。もう少しでライズしそうにも見えるけど、ライズはしない。

これはまずドライを投入するべきか?

先週の最後に、ライズしていたビッグレインボウが、顔まで出してドライをテイクしたシーンが蘇ってくる。

ティペットを結び直して、再び#15アダムスパラシュートを結ぶ。

出るか?

3-4回アダムスを流してみたが出てこない。

やはりライズはしないし、ニンフなのか?

ただ魚はかなり浮いているので、チェコニンフを入れてしまうより、ドライ&ニンフで中層を流したほうがいい気がする。


ドライ&ニンフにチェンジして、ニンフは昨日と同じ#12タングステンのグリーンカディス。

さあ、どうだ?

フライは1投目で申し分のないところに入った。

落ち込み下を流れ始めると、赤い色を体側にまとった影が少し向きを変えて、フッとフライの方に向かった直後にドライがポコンと沈んだ。

食った!!


ようやくこの日のファーストフィッシュをフックアップ!

もう5時半だけど。。

やっと、やっときたー!

朝からやって、バラシ3発で何もキャッチできず、昨日の爆釣から一転ノーフーッシュも覚悟したけど、ついにフィッシュオン!しかもいい魚。

やっぱり上流に賭けてよかった。



デカイ!思っていた以上にいい魚だ。


ここまでフッキングミスばかりでなかなか噛み合わなかったこの日だが、この時の自分はなぜかとても落ち着いていて、全くバラす気はしなかった。



4.5lb強、57cmのジャック。2日間を通してのベストフィッシュ。



カッコイイ魚だな~。



もうほとんどスチールヘッドのようなレインボウだ。



最後にドラマが待っていましたね。




Thank you.


もう一度落ち込みの下に同じドライ&ニンフを投入すると、下から魚が浮いてきて戻っていった。

おおっ、まだいる!


さっきのヤツよりもっと奥の、落ち込み直下だ。


よし、もう1投。



そして再びフィッシュオン!





今度はメス。コンディションのいい4lbクラス。



さらに同じ白泡の中からもう1発!



これもいいサイズ!



同じサイズだけどオス。



産卵行動でかなりボロボロになっている魚体ですね。

昨日は1本も出なかったこのスポット1箇所で3連発。

ここにも魚はいたんだな。やっぱりタイミングなんだよな。。


この時点で6時半を回ったのでこれより先には進まず、終了にしよう。


 
つらくキビシイ1日だったけど、最後にドラマがあって、いい形で終われる。

いい釣りだった。


 
今年はまだ大して暑くならず、冷夏の予感がする南島だが、日はすっかり長くなった。



舗装はしてあるけど、この崖沿いもけっこう怖い。



今日もイーストコースト沿いを帰路に着く。

昨日の爆釣、そして今日は想定外の先行者とのバッティングから始まって、魚の薄い中流域で苦戦し、数少ないチャンスもすべてフッキングミス。

悪い流れでしたが、最後に思い切って上流に再度トライして、巡ってきた最大のチャンスを的確な判断でモノにできたのがよかったですね。

昨日チェコニンフであれだけ釣ったから、今日の最後のあの場面でもついついチェコニンフを入れてしまいそうなところですが、そこは魚の状態をしっかり見極めて、ドライで様子を見て、すぐにドライ&ニンフで中層で食わせるイメージができたことです。

そこから一気に流れが変わって怒涛の3連発。

1日の最初に釣れてその後ずっと釣れないで終わるより、最後に釣れて終われるほうがいいですよね。

南島に来てからというものブラウンばっかりなんですが、この川を見つけて、2週に渡って久しぶりに真剣にレインボウを追い求めた釣りでした。


ようやく降雨量も落ち着いてきたので、次の週末からはブラウンの川に戻ると思います。


それでは、また!


Tight Lines!!




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