Fly Fishing 2016/11/29 Czech Nymphing on Fire! 先週の釣行後、この1週間は雨はだいぶ収まってきたものの、相変わらず天気が悪く、風の強い日が多かった。 特に木、金曜日あたりはノースウエスタリーというNZで最も荒れる北西の強風が吹いたりして、かなり憂鬱な天気。自分にとっての週末である日、月曜日は風向きは南~南西方向に変わりそうではあったが、やはりけっこう吹く模様。 地域でいえば、南方面のほうがより風が強そうだ。 川の水位の方はといえば、先週までの降雨量の影響でMatauraを含め、南方向の川はほぼ全滅状態。 ホームリバーも下がってきてはいるものの、今だにハイフロー。 したがって、今週末はDunedinより北方向の川ということに。 先週初めて釣ったあのレインボウの川に関しては、ほぼ標準水位くらいに下がって状況は良さそうに思えた。 2週連続であの川に決定です。 日曜日はまたあの川を釣ってみて、天気と釣れ具合次第で、途中に1軒あったホリデーパークに飛び込みで泊って、月曜日はもう少し先にあるまだやったことのないもう1本の川をやるのもよし、帰り道にNorth Otago方面のブラウンの川をやって帰ってきてもいいし、あの川をガッツリ2日でもいい。あるいは日帰りで帰ってくるか。 いちおう泊る用意もして、あのレインボウの川へ再び。 到着する頃にはけっこう曇ってきてしまった。相変わらす、変わりやすい天気。 先週の釣行最後にライズしていたビッグレインボウを釣った、エントリーポイント下のコーナーの巻き。水はすっかり澄みあがって、かなり水量は下がっている。 今週はしっかりと持って来ました、伝家の宝刀、SAGE ESN。 先週の感触からすると、レインボウ中心のこの川で、日中はチェコニンフィングがメインになるだろう。 最近、Matauraでドライフライにばかり使っていたESNだが、今日は本来の仕事をしてもらいましょう。 先週2本のレインボウをチェコニンフで仕留めた、このプールからスタートフィッシング。 水位が下がって透明度は上がり、魚は浮いていなくてもボトムのほうに見えている。 2-3匹は見えるが、先週自分で釣ったリリースフィッシュかもしれない。 案の定、プール下手の流れのないボトムにいるヤツは全く反応しない。 上手の落ち込み下で、少しザワザワした流れではっきりボトムが見えない辺りを流すと、ゴゴッと1発目が反応してきた。 今日もまたデカそうだっ! 先週と同じような55cmクラスのオスのレインボウだな。 きました、いきなりのナイスフィッシュ。 先週、ここで釣った1匹目と似ているな。 これが先週撮った写真。やっぱりこれと同じ魚ですね。 ゴメン、ゴメン。また釣ってしまった。すぐに逃がしてあげよう。 キミは反応がいいんだね。 もう1匹の見えているけど反応しないやつも、先週のもう1匹かもしれない。 このスポットはもういいだろう。 先週から、この同じカディスのフライ1本で、2kgクラスの魚を4本獲ったらヘビーワイヤーのTMC2457でも伸びてしまった。 このレインボウをネットインするとフライが自動的に外れた。 危なかった~ このフックが伸びるっていうのが、レインボウの釣りらしいですね。 リリースする前にストマックの中身だけちょっと取らせてくれ。 シャーレが割れてしまって、代わりに手のひらなんですが。。 カディスですね。#18くらいの小さいメイフライのニンフも入っているけど、割合的には圧倒的にカディスのラーバ。アダルトの虫は出てこない。先週からタンデムニンフでやっていても、食ってくるのは決まってカディスの方だ。 やっぱりカディスなんだよな~ 先週からの流れで、自分にとってはまだ新しいこの川のことがだんだん見えてきた。 魚が居るのは水深のあるプールで、速いランをブラインドのドライフライで打っても出るような魚はほとんどいない。 イブニングには魚が浮き気味になって、先週のようにライズしているヤツがいればドライフライでチャンスがあるかもしれないが、日中はニンフをガッツリ沈めていく必要がある。 したがって釣り方はチェコニンフで、食わせのフライはグリーン系のヘビーなカディス。 こういうことになる。 そして自分なりに行き着いたこの結論が正解だったことを裏付けるように、この日はチェコニンフィングが火を噴きます。 先に進んだ次のスポットで、2発目がすぐに反応。 これも同サイズのビッグレインボウ。 この川は本当にいい魚ばかりだ。 もうパワーがありすぎてヤバイです。 これが釣れれば、風が強いのも気にならない。 同じスポットから、さらにもう1発!これは強烈な引き! この川で初めてヘン(メス)が釣れた。しかもスゴイきれいなヤツ。 これも4lbを超えて、54cmある。 傷一つない、本当に見事な魚体。尾びれの付け根の太さを見てください。 こんなキレイなレインボウ、久々に釣ったな~ まさに川の宝石だ。キレイで、かつ強いっていうのがいいですよね。 いつもはキビシイ釣りが多いから、いけるときにはガンガンいっときましょう! ちょっとリリースするのがもったいないような美しさ。 またこういうのが釣りたいなあ。 次のスポットでも、チェコニンフィングがその威力をいかんなく発揮。 2匹目のヘンだ。この魚は初めてアンカーフライの3.8mmタングステン、ブラウンのニンフをテイクした。 これは56cmいきましたね。4.5lbです。 釣れるな~、チェコニンフ。 このスポットから、さらにもう2発出ます! 初めて違うサイズのレインボウが釣れた。ちょっと小さめのメス。 それでも50cmはあるんですけどね。アベレージサイズがデカすぎなんじゃないか、この川? これも少し小さめの50cm。今度はオス。 なんかスポウニングがらみっぽい色の魚だ。 どうやら遅れて春にスポウニングしている個体もいるようだ。 別の浅めのスポットでは、ペアリングしているような動きで、全くフライに反応しないヤツもいた。 この3本が出たスポットで、ひときわデカイ60cmくらいの黒っぽいのがボトムのほうにいて、それも一瞬掛けたんですが、すぐにフックアウトしてしまった。 クソー、デカかったのにー。。 そろそろイブニングの時間帯に入ってきた。 次のスポットでは、この日初めてドライ&ニンフのブラインドっぽい攻めで食ってきた。 テイクしたのはドロッパーのニンフです。 53cmのメス。 同じ場所でドライ&ニンフにもう1発きたが、ファイト終盤でフックアウト。 またしてもフックが伸ばされてしまった。 魚の姿はまだ確認できていなかったけど、かなり強烈な引きでデカそうだった。 まあ、今日釣り上げたヤツも全部デカイので、また同じようなヤツだったんだろう。 もうなんだかよくわかりません。 これでドライ&ニンフへの反応は止まったが、大場所なのでボトムのほうにまだ居そうだ。 再びチェコニンフに戻すと、やはりバイトしてきた。 これも同じサイズのメス。 とりあえずこれがこの日最後の魚となった。 この他にチェコニンフで、ドロッパーのノットのところからティペットが切れて落とした魚が1本。切れた直後にファイトの余韻でドバーンとジャンプしましたが、これも4lbクラスのジャックだった。 フックアウトで逃したのが2本だから、全部で3本逃しましたね。ランディングしたのが3-4.5lb、50-56cmの8本。 久しぶりにお腹いっぱいな感じの釣果でした。 今日釣った上流域から10kmちょっと下流に下ると、川のすぐ側にホリデーパークがあって、キャビンの空きがあったので今日はここに泊まります。これで1泊$40なのでまあまあ安いです。 最近は、泊りで釣行する時は退屈しないように車にギターを積んできます。 フライロッドとギター。 自分にとっての大人のおもちゃですね(笑 今夜はワインでも飲んで寝て、明日の行動は未定。 たぶん朝3時間くらいはもう一度この川を釣って、その先はそれから考えるってパターンですね。 続く Tight Lines! PR