Fly Fishing 2017/06/14 Back in Tokyo 2週間のショートホリデイですが、2年ぶりに東京に戻ってきました。 まずは行きつけのショップLoop to Loopさんのメンバーと一緒に中禅寺湖に釣行。 2年前に帰国した時も釣友に連れてきてもらったが、ノーフィッシュだった。前回は2週間くらい時期が遅くて山側に入った記憶がある。今回は国道側に。 今年はよく釣れているようだがどうなのか? とりあえず6wtロッドを一本持って帰ってきたので、この6wtシングルハンド1本勝負です。 フライは最近の中禅寺湖で好調らしいウエットフライに、ストリーマーのリトリーブ、浮きものがセミ、ドラワカなどを用意してきた。状況次第では、シャローのクルージングフィッシュがいればNZスタイルのドライ&ニンフでサイトフィッシングも試してみたい。 ラインはSAのOverhead&DのS1/S2でウエットフライのスローリトリーブから釣りをスタートした。 夜が明けてくるとモンカゲロウのハッチがあって、魚っけはあるものの自分の釣りには全く反応がない。 時間の経過とともにモンカゲロウのハッチが増えてきて、所々でそれにライズするトラウトの捕食音が聞こえてくる。 ん~、モンカゲ対策はしてこなかったな~ ウエットのスローリトリーブは根掛かりが多く、なんだかリズムに乗れない感じでよろしくないので、Overhead&DをInterに変更して沖のブレイクラインを超スローに引いてみることにした。 それから間もなくして、ゴゴッっとようやくバイトが伝わってきた! 50㎝を超えるくらいのレイクトラウト。細身ですがキレイな魚でした。 2本目は32-33cmくらいの小さいレイクトラウト。 日中は厳しい時間帯が続き、ミニブラウンを2本釣ったのみ。 浮き物やストリーマーなど手は尽くしましたが結果が出せずに、最後はインターのラインにウエットのデッドスローリトリーブに戻してネバった結果、ホントに終了間際でしたがいいサイズのブラウンがきました。 ちょうど50cmくらいのやつで、ジャンプしてよく引きました。 日本滞在期間の最後の日曜日は、友人2人とどこか(できれば近場)釣りに行こうということで、どこに行くか悩みましたが、管理釣り場で高い料金払って釣って、魚があんまりキレイじゃないのも残念だし、芦ノ湖はもう時期が遅いし、本栖湖はやってもたぶん釣れないし。。 どうせなら、西湖でバスでも狙ったほうがワイルドフィッシュだし、釣れる確率高いんじゃない? という自分の発案で西湖のバスをフライで狙う釣行になりました。 山梨県西湖 かつてバスフィッシャーマンとしてさんざん釣り込んだこの湖。ここを訪れたのは6年ぶりくらいだろうか? まずは丸美ボートさんで入漁券を買いがてら、北岸の浜からやってみようかということに。 久し振りに丸美ボートのM浦さんにお会いできるかと楽しみにしていましたが、草刈に出かけているということで、少し探してみましたが発見できずに残念でした。 北岸の桑留尾浜は、まだ夏休みには早いというのにキャンパーで超賑わっていて、我々3人で落ち着いて釣りができる状況ではなかったので、南岸に移動して釣りを始めた。 死んで湖岸に流れ着いていたワカサギもいましたが、湖は静かで生命感なし。前日は強風で出船を見合わせていただいたとボート屋さんの情報にありましたので、かなり水が掻き回されたのか、若干濁りが残っている様子。 水が良くないのかな? ロッドは友人から借用したJ-SWITCH #8に自分のLAMSON GURU HD3.5を組み合わせて、ラインはSA Atlantic Salmon Short Inter/Clear 340grを用意した。シンクティップはなしで、フロロリーダー2Xにフロロのティペット 。 このロッドに対してはちょっと重めのラインチョイスですが、全く問題なく投げられます。 今日はウェーダーも履かずに、ニーブーツの軽装で。 3人とも釣れる気配がないので、途中で隣の精進湖も様子を見に行ったりしましたが、精進湖も陸っぱりの釣り人がいっぱい。。 結局西湖の北岸に戻ると、今度は風が強くなり過ぎてしまって、しばらく昼寝タイムに。 最後に風の影響の少なそうなスポットを探してながら走って、南岸の別の場に所入った。 このポイントに入った時、車でポイントを探しながら走りまわっていた時よりは幾分風が収まって、風向きも正面からでキャストもそれほどしにくくなかった。 いい感じだなぁ。 と思った。なんとなく魚が回ってきそうな、いい風のような気がした。 そして開始から間もなくだった。 20秒くらいカウントダウンして、中層を両手でゆっくりリトリーブしていたストリーマーにドスンと乗ってきた! キタっ!! 何が来たのかはさっぱりわからないが、魚はデカいようだ。 バイトしてきたのはかなり沖目で、走られてラインが出されていく。 ファイト中にランニングラインがヒップバッグにつけていたピンオンリールに絡みついてしまった。 マズイ!もうすぐ手繰ってある分のラインが全部持っていかれそうだ。 もうピンオンリールごと外して、どうにかギリギリ間に合ってリールファイトに持ち込むことができた。 やたらと重いけど鯉でもきたのか? ようやく魚が浮いてきてジャンプ! バスだ、バスだ!! かなりのデカバスだ。これはしっかりランディングしなくては! なんと53㎝のビッグバスをキャッチ。 いつものMcLeanのランディングネットがないので重さは測れなかったんですが、5.5lb(2.5㎏)くらいはありそうでした。少なくとも5lbはあったと思います。すごい体高のブリブリなバスでした。フライはクラウザー的なミノーパターンをフレッシュウォーターのベイトフィッシュっぽいカラーでアレンジしたもの。 いや~、きましたね狙い通り! この後の夕マズメはすっかり風が止んで鏡のような水面になってしまい、この1発だけで終了となりました。 とまあ久しぶりの日本での釣りでしたが、数は少ないながらもいい魚に出会えて、かなり楽しめました。 今回、2度のレイクの釣りはトラウト、バスともにインターミディエイトのラインで結果が出るという状況でしたが、改めてインターのラインはやっぱり釣れるし、レイクの釣りの基本だな~と実感しました。 SA Atlantic Salmon Short(340gr)を初めて使いましたが、このヘッドは確かにいいですね。ふれ込み通り、投げやすい! レングス8.4mのこのヘッドを短めのスカンジと言うべきか、あるいは細くて長めのスカジットというべきなのか?まあ、テーパーデザイン的にはやはりスカンジナビアンでしょう。細目ですしね。 でも投げてみると、サステインドアンカーのスカジットスタイルでも問題なく投げられます。今回もほとんどずっとサステインドアンカーでスイープして投げていて、実際それで釣りました。 友人に借りたJ-SWITCH#8なら310grでもよかったと思いますが、自分のスイッチロッドSCOTT L2H1106-4ではいつもスカンジ320gr、スカジット350-360grを投げているんですよ。なので自分のロッドに合わせるのも考慮して340grにしたんですが、このちょっと重めのチョイスが逆にJ-SWITCH#8でスカジットで投げるのに合っていたとも言えますね。フロロカーボンのリーダーを直結していたので、アンカーが抜けてブローアウトしやすいですが、それをわかっていてそれなりの投げ方をすれば大丈夫ですね。 自分のロッドにこのラインでレイクのさらに深いレンジを狙うのに、S2/S3の軽めの310grにT8で5ftくらいのショートティップを作ってつなぐのも面白いかもしれませんね。T8で5ftのティップを作れば8x5=40の40grのティップになりますから、トータル350gr。まあ、340grに40grのティップでもいけると思いますが、スカジットよりボディが細いのであまり長くて重いシンクティップをターンオーバーさせるパンチはないと思われます。 いずれにしても、今後他のシンクレートも揃えて使ってみたいラインです。気に入りました。 今はもうDunedinでいつもの生活に戻りましたが、まさに今が冬の寒さの底。寒いです。 日本に帰るとついついいろいろと買い物をしてしまうので、今月と来月あたりは出費を抑えて、買い込んできたマテリアルでフライを巻いたり、ギヤのメインテナンスなどをして来シーズンに備えようかと思っています。8月くらいから少し日が長くなってきたらダブルハンドで冬の釣りにも出かけると思いますが。 それにしても、日本で釣りに行って結果を出すのはやはり楽ではないな~と痛感しました。 中禅寺湖では夜明け前から漁券販売店に詰め掛けて、夜明けのキャスト開始に備えてポイント確保に奔走する釣り人たちの殺気に圧倒され、西湖でも、そして隣の精進湖でまで予想以上の陸っぱりの人の多さに驚愕。そして帰りの日曜日の中央高速の渋滞。。 仮に日本で週末休みの仕事に就いたりなんかしたら、はたして自分は釣りに行くんだろうか?などと考えてしまった(笑) 自分のように3時間かかるOreti Riverに行くのでさえ、7時に出発して10時から川に入ってなどと呑気に構えている人間にはちょっともう無理かもしれません。。 次回、また同じ時期に帰国することができたら、是非また中禅寺湖で釣りがしたいです。この湖の面白さの一端がなんとなくわかった気がしたので。 西湖は人が多かったですが、相変わらずいい感じにひなびた大好きなレイクです。 きっと魚がより大型化しているんでしょう。 西湖サイコー!! デスね。 それではまた次回! Tight Lines!! PR