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SWEET GREEN LAND Ⅱ

A purist for fly fishing in the South Island, New Zealand

Back on the Oreti



いつも読んでいただいてありがとうございます。

このブログ、SWEET GREEN LANDを書き始めてから早3年が過ぎました。

ついにフリーブログのファイル容量を使い切ってしまったので引越しをしました。

今後はSWEET GREEN LANDⅡとして、引き続き書き綴っていきますので、よろしくお願いします。




先週のMatauraでは久しぶりのマッチ・ザ・ハッチの釣りが楽しくて、今週末もまたMatauraに行きたかったんです。

先週の釣行時に50(m3/sec)を切っていたリバーフローはその後さらに下がり続け、40(m3/sec)くらいまで下がりました。

これでますますドライに出やすい、いい状況になりそうだと楽しみにしていました。

ところが28日金曜日にOtago,Southland地方は無情にもヘビーレイン。
翌29日には水位は一気に130(m3/sec)まで急上昇!



あ~、終わった~~。。

ホームリバーを含め、Otago地方の川も軒並み壊滅状態(涙

まともな水位の川が無い...

もう今週は、近場のハイランドリザーバーにストリーマーでも引っ張りに行くしかないかなぁ。。

でも川がやりたかったんだよなあ。

今週の川選びは相当悩みました。前夜の直前まで決めかねて。

Oretiに行く時は、Mossburnという小さなタウンにいつも泊るんですが、近くにまあまあおもしろい、小さめの川が1つあるんです。

昨シーズン中、初めて釣ったときになかなかいい川だなあと思いました。
でも、その時にその川でニンフのボックスを丸ごと失くしてしまったんですよ。ニンフが100本くらいぎっしり入っていたんですけどね。ベストのポケットの閉め忘れです。

冬の間に増水もしただろうし、もう無いだろうけど、もしかしてリバーバンクのブッシュの影にまだあったりして、なんて淡い期待が(笑

そんなわけで、今シーズンにニンフBOX探しがてら、また行きたいと思っていたんです。

この週末、その川は唯一、水位の面では釣りになりそうだった。

ただ泊って2日やるほどの川でもないから、どうせならやっぱりOretiと組み合わせにしたいけど、この状況じゃどうせOretiも無理だろうなあと思いながらも、ふと、Upper Oretiのリバーフローをチェックしてみた。

すると。。。


おっ、そんなに増えてない!!


10月20日頃に一度、かなり水位が上がったようだが、すでに下がって、今回の28日の雨ではそれほどの増水はなかったようだ。

そもそもこの川の超スプーキーなブラウンは、ローフローで透明度が高い時にはほとんど釣るチャンスが無い。

それが昨シーズンにこの川を釣ってみた率直な実感。

今なら増水後の濁りも若干残っていて、水位も少し高め。加えて、シーズンの初めでまだプレッシャーも低めで、むしろチャンスなんじゃないのか?

なにかひらめくものがあって、


明日Oreti行っちゃう??


と急に気分が盛り上がってしまった。

そこからは早かったです(笑

いつもの宿も空いていたのでブックして、サンドイッチ作って。

急遽Oreti釣行が決定です!


7時出発!遅いか?!

遠くまで行くんだから、もうチョイ早く出ろよって感じですね(笑

川のトラウトって朝釣れないから、いつも遅いんです。



途中Goreでちょっと買い物して、10時到着。



Oreti Riverに戻ってきた!

やっぱりいいなーー。

上のウォークオンリーゾーンはすでに車が4台止まっていたので、2つ下のパドックから入ってアップストリームに釣り上がります。
この時期ならまだアングラーは少ないかと思っていたら甘かった。さすがOreti。
みんな考えることは同じかも。このビートでさえ用意が済んでスタートしようとしていたら車が1台入ってきた。

どっち行くの?

って聞くのでアップストリーム行くよ。

って答えると、

そうか~、じゃオレはダウンストリーム行くよ。

って言ってました。

なんとなく上に行きたかったような雰囲気だった。

危なかった~



今日はLOOP EVOTEC 696 MFで。
6年使い込んでいる愛竿ですが、南に来てからは、2年連続でシーズン序盤にティップ折れで戦線離脱を余儀なくされ、このロッドであまり釣っていない。

自分の持っているロッドの中では、Oretiで使いたいのはやはりこれ。

今年は頑張ってもらいましょう。

川の状況は、薄っすらと白っぽい濁りが入って水位はやや高め。

ほぼ想像したとおりのコンディションだ。


こんな感じのコーナーのインサイド側で、流れが緩く、水深のあるスポット。

魚がいるとしたら、たぶんこういうところだろう。

川の規模は違うものの、先週のMatauraでニンフで釣れたときも、こういうスポットに魚がかたまっている感じだった。

Oretiでタングステンビーズのニンフはあまり使わないが、今日は水量もあるし、少し濁りも入っているので#14のゴールドビーズPTニンフで。
ドロッパーも1.2mくらいの長めで、インジケーター代わりのドライは#10のスティミュレイター。

これでいきます。



スタートからまもなく、最初のスポットでいきなりのストライク!



やっぱりいたなー、狙い通りのところに。



Oretiにしては小さい、50cmくらいの3lbです。



この雪代混じりの川の水に同化するように、白っぽいブラウンです。

Oretiにしては幸先のいいスタート!

やっぱりこの笹濁りのコンディションは釣れるのか?
 
 
次のスポットも似たような主流脇のインサイド側。

さっきのスポット以上に、いかにも魚がいそうな雰囲気のスポットだが。

下から丁寧に少しずつ、上へ上へ刻んでいく。



最もあやしいと読んでいたのは、画像中央の流れにヨレができてシワシワの水面の色が濃く見えるところ。

このピンに差し掛かったとき、インジケーターのドライが勢いよくズボッと消えた。



やっぱりいたーー!

フッキングと同時に魚がこっちに向かって走りだした。
左手のドローが追いつかないので、ステップバックしてなんとかラインテンションを保ち、バットにしっかり魚の重みを乗せた。



さっきのヤツよりはデカイ。



おっ、まあまあいいサイズ!



無事ランディングに成功。



とりあえずOretiらしいサイズがきた。5.5lb、ちょうど60cmくらいかな。



まだスタートから1時間も経っていないのに、いきなり2連発。

もしかして今日のOretiはバンバン釣れちゃうのか??


この後昼を回ると、パッタリと釣れなくなって、いつものOretiに。

やっぱりそんなに甘くはないか (笑 

この調子ならきっと出るだろうと読んでいた数箇所のスポットも沈黙した。

4時間余りの何も起こらない時間が過ぎる。


そしてようやくこの日の3発目が!


 
この日の1匹目と同じような白っぽいブラウン。3lbは超えていた。



大きくはないけど、キレイな魚だ。

それにしても水がまだ冷ったいです。

この日時間の経過とともに、どんどん濁りが消えて水が澄んでいくように感じた。

後半の反応の悪さはそれが原因だったのか?



よし、Oretiを上がって、宿の近くの川でイブニングライズやりに行こう。



Mossburn近くの小さめの川。

水位は問題なかったが、まだ濁りがかなり残っていた。


イブニングライズは起こらなかったが、ブラインドでアダムスに出たのが1匹。



釣りを終えて、いつものMossburn Country Parkに宿泊。



2日目の朝。再びOreti Riverに向かう。



Centre Hill RoadからOreti Roadへ。



この辺りのグリーンの景色がまた綺麗なんだよな~



まずウォークオンリーゾーンに向かうと早くも車が2台止まってますね。
まだ8時なんだけどなあ(やっぱり遅いか?)

止まっている位置からすると、ここからアップストリームが1人、ダウンストリームが1人だな。

空いているのはアップストリームのビートのさらに上の一番遠くのビートだ。

そこまで歩きたくないので、もうこの丘を降りずに戻ります。

Oreti Roadに入ってから1つ目のパドックに入ることにした。前日釣ったビートの1つ上になります。



ここはいつもは河原まで車で入れるのに、今はなぜか”Temporarily Closed"のサインが。



ただし、歩きなら入っていいようだ。
昨日、ここに車が1台止まっていたけど、そういうわけだったんだな。



用意を済ませ、歩きでエントリーです。



2日目は朝から快晴。やはりもう濁りはほとんど消えてしまった。

今日はきびしくなりそうだ。



今日も同じLOOPのロッドで。



この大場所のプールで魚をみつけたが反応せず。



前日同様、こういう瀬脇のインサイドを攻めていっても反応なし。


もう少し釣り上がると、遠めに釣り人が1人。

おーい、何でだ??

ゲートに他の車は無かったけど。

考えられるとしたら、上のウォークオンリーゾーンからダウンストリームに向かった先行者がここまで釣り下ってきたってことか?

これからが一番期待している朝の遅い時間帯なのに。

仕方なく戻って、さっき始めた地点よりダウンストリームに下ります。

しかし、下も反応なし。



ここは自分自身、過去に釣っている実績のある瀬ですが、ここも不発。

今日はこのままOretiと心中よりは、今後のために他も見て回りたい。



3時間釣って、Oretiを後にすることにした。

ノーザリー(北風)も強くなってきたことだし。



前日のイブニングにやった川を、真昼間にもう一度トライしてみる。

この日もほとんど魚の動きが無い。



最後にまだ行ったことのない、Matauraの上流域を見に行ってみよう。
今から行けばまだ2-3時間はできるだろう。



初めて訪れたUpper Mataura River。

ライズはほとんど起こらなかったが、緩い瀬で一回だけライズしたのがいて、しつこく先週と同じCDCエマージャーを流したら出た。

しかし、残念ながらファイト途中でフックアウト。。

そのワンチャンスだけでした。



よし、また来よう。

今年はMatauraの中流、上流も開拓してみようと思っています。

これで今週末の釣行が終了。


突然思い立って、行ってしまった今シーズン初のOreti Riverでした。
この川はまとまった雨の後、一気に水位が上がって、また急速に引いていくんですね。

とにかくここのブラウンは、ローフローでハイクラリティの時には超スプーキーで、なかなか釣るチャンスはありません。

なので、増水はチャンスではある反面、ある程度水位が落ち着いてこないと、川の遡行が難しくなってしまうので、その辺がなんとも難しいんですね。


 
今回の釣行は30日、31日。

30日の釣り開始時は水位が下がっていく過程の8.5(m3/sec)程度だったんですね。
翌31日の昼頃には7.0(m3/sec)くらいとどんどん下がり続けて、濁りも引いていっていたわけです。

こうしてリバーフローのグラフを見て振り返ってみると、29日の午後と今回釣れた30日の午前中、8.5-9.0(m3/sec)程度の水位だったときがほどほどの濁りが残っていてチャンスだったのではないだろうか。

このくらいの水位の時に、増水しすぎない程度に追加の雨が少し降ったりしてくれると、チャンスが広がるのかもしれません。

やはり釣るには、チャンスが巡ってくるまで通い続けるより他はないってことですね。

歩行距離も長いし、風も強く、魚はスプーキーでホントにチャレンジングな川ですが、それでもやっぱりまた行きたくなってしまう。



前回、Mataura Riverのことをある意味「特殊な川」だと書きましたが、Matauraが特殊なら、対するOretiは「特別な川」とでも形容しておきましょう。

この川で釣りをすること、この川のブラウンに挑戦することは、釣り人にとってスペシャルなことなんです。


今シーズンもまたこの川に挑み続けたいと思います。


Tight Lines!!
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